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SNSから交際に発展?!若者女子の2割が経験あり。実際に聞いてみた!

道満綾香Z世代のメディア「Z総研」アナリスト
(写真:アフロ)

昨今『マッチングアプリ』や『婚活サイト』など数え切れないほどの出会い支援サービスが登場し、新たな出会いを手軽に作ることができる時代となりました。

ただし、これらのサービスは18歳未満の利用が出来ないため、Z世代の多くはアプリやサイトを利用するのではなく、リアルな場で新たな出会いを得ているのでは?と思われるかもしれません。

しかしながら実際のところ、ソーシャルネイティブなZ世代はSNSで新たな出会いを発見し、交際まで発展させているようです。

そこで、私が所属するZ総研(https://www.zet.tokyo/)にてリアルZ世代コミュニティーのメンバー(実際にZ世代である方達に対してZ総研が独自に名付けた言葉)に恋愛に関するアンケートを実施しました。

本記事では、アンケート結果をもとにZ世代の恋愛の実態を紐解いていきたいと思います。

<調査概要>

調査時期:2020年11月7日~11月13日

調査方法:インターネット調査

調査対象:全国、12〜15歳116名、16〜18歳157名、19〜22歳43名、23歳〜25歳8名、計女331名

SNSから交際に発展したZ世代は約2割

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アンケートにて『SNSで出会って交際に発展したことがあるか』を尋ねたところ約2割が『はい』と答えました。

その中でも特に「Instagramで出会った」という意見が約半数を占めており、次いでTwitterが約3割という結果になりました。

Instagramに実装されているは24時間で投稿が消える機能・ストーリーズに反応をすることで、自然とDM(ダイレクトメッセージ)でのやり取りに移りやすいことが、この結果の要因として考えられます。

Z世代は連絡先交換の手段として、LINE交換よりもまずInstagramを交換するという流れに変わってきているのです。

『初対面でLINEは聞いちゃダメ?! ティーンが“インスタ交換”からスタートする理由』

https://news.yahoo.co.jp/byline/domanayaka/20201118-00208152/

気軽にコミュニケーションをとるきっかけになりやすいInstagramは、Z世代にとって出会いの場にもなってきていることがわかります。

また、コロナ禍においてオンラインでの交流がより活発になりました。

ZoomやLINEなどでテレビ電話でのコミュニケーションを取る機会が増え、会えなくても顔を見て話すことが盛んになったことからテレビ電話に対するハードルも低くなりました。

このように、オンラインでの交流が盛んになったこともSNS上での出会いへのハードルを下げる要因となったのでしょう。

SNSで出会って大丈夫なの?友達の友達で安心感を

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(GIRLY DROP より)

「誰でも、匿名でも使えるSNSで出会うのは危ないのでは?」と思われる方もいるでしょう。

しかし、Z世代はも安全性もしっかりと考えた上で出会いを求めています。

Z世代がInstagramで繋がっているのは、自分のリアルの友達がメインです。

そのためSNS上の出会いにおいて、彼らは友達の友達など身元の知れた人たちにアタックしていくのです。

友達の友達であれば、フォローされた側にも自分にも共通のフォロー・フォロワーの表示が出るため警戒感が薄れますし、共通の話題から話も弾みます。

また、Instagramはその人のセンスや趣味趣向が投稿に現れるため、アタックする側もされる側も、投稿されている写真や動画で人となりをチェックしています。

マッチングアプリのように、プロフィール写真のみの少ない情報からその人の良し悪しを判断するのではなく、SNSに投稿された友達との交流の様子や話し方などを見て判断することができます。

このように、SNSでの出会いとはいえ判断材料がたくさんあるため、失敗するリスクが少ないのかも知れませんね。

リアルZ世代コミュニティー所属のメンバーへヒアリングを行ったところ「私の学校では女子に比べて圧倒的に男子が多い学校なので、特に男子はInstagramで女の子を探してます(笑)友達の友達にアタックしてる子が多いですね。知らない人はやっぱり怖いですし」との回答を得られました。

SNSの使い手『Z世代』の新たな恋愛のかたち

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(GIRLY DROP より)

Z世代は、情報の取り扱いに慎重な世代であると言われています。

ソーシャルネイティブな世代らしく、SNSを駆使して新たな出会いを求めているZ世代もいますが、身元も知らない人との出会いを探すのではなく、友達の友達という安心感のある存在を探しに行っています。

SNSにより、新しい友達に出会うことも容易な時代になってきていますが、Z世代なりにリスクを回避して出会いのツールとして利用していることがわかりました。

今後も、Z世代のSNSでの新たな出会いがたくさん生まれていくことでしょう。

※クレジットのない画像はすべて、『Z世代ラボ』並びに『Z総研』に著作権があるものになります。

Z世代のメディア「Z総研」アナリスト

兵庫県出身。大学在学時に女子大生のマーケティングを目的としたTeamKJを設立し、プロデューサーを務める。大学卒業後はリクルートグループに入社。その後、スタートアップ数社でZ世代を対象としたPRやプロモーションを行い、数々のメディアに取り上げられるなど若者向けのアプリがブレイク。その後、Z世代のプロモーションやインフルエンサーのキャスティングを行う株式会社N.D.Promotonで取締役に就任。Z世代の研究メディア「Z総研」ではアナリストとして、ジェネレーションギャップが生まれるZ世代の「今」を取材している。

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