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火鍋サワーにわらび餅。恋愛に積極的な20代女性がこの夏気になる食べ物5選!

道満綾香Z世代のメディア「Z総研」アナリスト
(写真:イメージマート)

私が所属する株式会社セクションエイトが運営している、さまざまな相席業態の調査・未婚男女へのヒアリングを通じて、恋愛・婚活・出会いのリサーチを行っている「相席LABO」では、独自に行ったトレンド調査をもとに「恋愛に積極的な若者女性ユーザーから見えた2022年夏のトレンド予測」をまとめ、発表しました。今回はその調査の中で「食べ物、レストラン、居酒屋部門」でのトップ5をご紹介していきたいと思います。(調査は、全国に住む20~25歳 女性249名を対象に、2022年6月12日~19日にインターネット上で実施しました)

かき氷

写真:イメージマート

暑い夏の定番スイーツといえば、全身で涼を感じられるかき氷。なかでも近年注目されているのが、厳選された食材で作られた高級かき氷です。若者に流行っているお店をいくつか挙げてみましょう。

  • ひみつ堂(http://himitsudo.com/):シロップを一切使わない果実蜜が特徴で、すべて手作り&無添加となっています。
  • お茶と酒 たすき(https://tasuki.pass-the-baton.com/):クラシカルでおしゃれなかき氷を食べることができます。コンセプトがしっかりしていて凝っています。
  • 豊洲 茶想もりた園(https://chaso-moritaen.com/):お茶スイーツ専門店。ふわふわのミルククリームと濃厚な抹茶が特徴です。
  • 目白志むら 喫茶(https://www.instagram.com/shimura_kissa/):果肉たっぷりでインパクト大の「映えかき氷」です。
  • 甘味処いちょうの木(https://www.instagram.com/kontomoko/):とてもボリューミーでアーティスティックなビジュアルが特徴です。
  • Seoulcafe(https://www.instagram.com/seoulcafe_shinokubo/?hl=en):「糸かき氷」という一風変わったかき氷を食べることができます。

①無添加や自家製のシロップを使っているお店

②特徴的なコンセプトのお店

③派手なビジュアルが売りのお店

流行っているお店は、どれも上記3つのどれかに当てはまっているように感じます。なぜ今、若者にかき氷が流行っているかについては、「映えること・高級感があること」という2つがキーワードとして挙がりました。「映えること」は、かき氷は氷の上に乗せるものを工夫すればインパクトが出やすいビジュアルなので、いろんなコンセプトの商品が登場しており、映えやすく、また、サイズ感が大きいのも映えの要因になっています。

次に、「高級感があること」は、かき氷に限らず、最近は質の良い専門店が若者に人気で、無添加のシロップを使用するお店やお抹茶の専門店から人気のかき氷が登場しているのがブームのきっかけではないかと考えます。

今までかき氷といえば、お祭りの屋台で売っているような「着色料がハンパない食べ物」という不健康で庶民的なイメージだったのが、最近は「高級で良質なもの」が登場していることから、そのギャップが人気の理由かもしれません。

また、千駄木にあるレトロな店構えの「ひみつ堂」は、若者に今人気なデートスポットである東京の下町、谷中銀にあり、デートコースとしてもおすすめとのことでした。

火鍋サワー

写真:イメージマート

中華居酒屋の福包酒場(https://www.instagram.com/fupao_shibuya/?hl=ja)で人気の火鍋サワー。火鍋の器にサワーを入れた火鍋サワーは、たくさんの種類のサワーから2種を選び火鍋に入れておたまですくいながら味わいます。約12杯分飲めてコスパも良く、SNSを中心に若者に話題です。

なぜ今、若者に火鍋サワーが流行っているかについては、「見た目のインパクト・コスパが良いこと」という2つがキーワードとして挙がりました。

火鍋にお酒が入っているというビジュアルが衝撃的かつパンチが強いため、SNS映えするのではないかと思います。話題性もあるのでSNS上の交流のきっかけにもなっています。見たことがないもの=新しいコンテンツとして流行っているのではないでしょうか。また、90分880円で飲み放題というコスパの良さも若い人の間でウケが良いと考えます。

わらび餅

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今、若い人を中心に大人気のスイーツ。形を変え、調理法を変え、続々とわらび餅専門店が登場しています。揚げわらび餅、わらび餅ドリンク、フルーツわらび餅、わらび餅パフェなど。コンビニでもわらび餅スイーツが話題になっています。

  • とろり天使のわらび餅(飲むわらび餅):https://www.torori-tenshi-no-warabimochi.com/
  • 甘味処鎌倉:https://www.warabimochi-kamakura.com/
  • わらび餅専門店門藤:https://www.warabimochi-kadofuji.com/

お店ではありませんが、ヤマザキ新商品の「串わらび餅」(https://iemone.jp/article/gourmet/autumn_322789/)はお団子のような斬新なビジュアルで話題になっています。

わらび餅は、昔から根強いファンは多くいて人気はあったのですが、最近は、上記のチェーン店が拡大してきているのが流行りの要因かと考えられます。「とろ〜り天使のわらび餅」は108店舗展開しているので、都会だけではなく、地方の人も楽しめるのが他の流行フードとの違いだと感じました。

またメニューも純粋にわらび餅として楽しむ商品から、ドリンクやお団子になっているものや、トッピングとして使用されているものなど、アレンジの幅が広いという特徴も流行の一因と考えます。

屋台飯・フェス飯

写真:イメージマート

先日、『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2022』のタイムテーブルが発表され、この数週間で、7月〜9月に開催予定の数々の夏フェスのラインナップが続々とアナウンスされています。最近では人気の取れない有名店や世界各国の料理などを提供するお店も出店しており注目されています。GWに合わせて開催されたクラフト餃子フェスは数時間待ちの混雑具合の人気ぶりでした。

  • JAPAN JAM 2022:https://japanjam.jp/2022/guides/foods/
  • VIVA LA LOCK 2022:https://vivalarock.jp/2022/food/
  • フジロック:https://spice.eplus.jp/articles/304293

ここ数年、コロナでしばらく屋台飯を楽しめなかった反動や、出店するお店のレベルがどんどん高くなっていることが流行の要因と考えます。

ビアガーデン

写真:イメージマート

コロナ禍で中止が続き、3年ぶりの開催となるところも多いビアガーデン。早いところでは6月から開催しており、初日の予約が満席状態のところも。会場は、ビニール手袋の完備や飛沫防止のガラス板、屋台の配置をずらすなど、感染症対策を徹底しておこなわれています。ルーフトップやホテル、BBQなどさまざまなスタイルで飽きないところも特徴です。

  • プティデリリウム タップ カフェ(https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130403/13109638/):新宿という立地の良さと開放感のあるテラス席が人気です。
  • 森のビアガーデン(https://mbg.rkfs.co.jp/):900席という広さとBBQ食べ放題というお得さが若者に人気です。
  • WILD BEACH shinjuku TOKYO SKY RESORT(https://www.hotpepper.jp/strJ001218458/):いろんなデザインエリアがあるので気分に合わせて好きなエリアを選べる楽しさが人気です。
  • 京王BBQガーデン(https://digiq.jp/portal/experience/73953/0):京王百貨店の地下食品フロアで好きな食材を購入してスカイガーデンでBBQを楽しめるという新しさがあります。
  • 新宿BBQビアガーデンHello(https://hello-bbq.tokyo/):アメリカ・韓国・メキシコ料理などお好みのBBQコースが選べるので、海外旅行気分を味わえるのがポイントです。

コロナ禍から久々のビアガーデン解禁ということで、今まで抑え込んでいたぶんの反動が大きいと感じます。ビアガーデンや屋台飯、フェス飯で大学四年生の女子大生にこの夏のおすすめを聞いたところ、「モチコチキンファクトリー(https://mochikochicken.co.jp/)」というハワイ系のキッチンカーがさまざまな場所に出店していてお勧めとのことでした。

写真:イメージマート

デートで行くことのできるカフェやレストラン、出会いを期待できる居酒屋や屋台・フェスなど、昨年の夏に比べ、今年の夏はオフラインでのイベントや行事も増えたことにより、ランクインした5つも比較的外でたくさんの人たちと楽しめるものが多いと感じます。

また、2022年は各所でかつてない早さで梅雨明けが発表されたことも重なり、新たなお店や食べ物のトレンドがこの1〜2年よりも現れやすいと予想します。熱烈なブームを巻き起こしたタピオカに継ぐスイーツとしてのわらび餅など、どんどん新しい食べ物のトレンドが生まれるのではないでしょうか?

Z世代のメディア「Z総研」アナリスト

兵庫県出身。大学在学時に女子大生のマーケティングを目的としたTeamKJを設立し、プロデューサーを務める。大学卒業後はリクルートグループに入社。その後、スタートアップ数社でZ世代を対象としたPRやプロモーションを行い、数々のメディアに取り上げられるなど若者向けのアプリがブレイク。その後、Z世代のプロモーションやインフルエンサーのキャスティングを行う株式会社N.D.Promotonで取締役に就任。Z世代の研究メディア「Z総研」ではアナリストとして、ジェネレーションギャップが生まれるZ世代の「今」を取材している。

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