【東大阪市】みんなの願いがダイナミックな炎とともに宙を舞う!
「御湯神楽」を始め、「石切神社」では独特な神事が行われ、雅楽の演奏や巫女舞など、全ての要素が華やかに演出されます。今回は、燃え上がる炎が印象的な「神火祭」をご紹介いたします。
毎月8日に「神火祭」は行われます。御火焚祭神木に書かれた人々の願いが神火に投げこまれ、病魔退散や家内安全を祈願する神事です。
すぐ横の納札所で御火焚祭神木を購入することができます。1本300円です。例にならって自分のお願いを書きます。間も無く受験シーズンかなと思い、全国の受験生に向けて学行成就と自分の無病息災をお願いしました。
書き終わったら、厄除けが置いている机に御火焚祭神木を入れるところがあるので、そこに置いてお参りましょう。
神事が始まると、龍笛と太鼓の演奏が始まります。ここの雅楽は独特な旋律を奏で、迫力ある演奏が特徴です。神職さんや宮司さん、巫女さんが列で入場し、拝殿へ入っていきます。
その後は、厄払いや巫女舞が行われます。石切神社の巫女舞も独特の演出で、華やかに舞われるので見どころの1つです。
それが終わると、神職さんによって火がつけられ、皆さんの思いが書かれた御火焚祭神木が火の中へ投げ込まれます。
投げ込まれるに連れ、風が吹くたびに炎が力強く燃えていきます。とても大きな炎に圧倒され、何かに取り憑かれたように見てしまいました。
その後は、宮司さんの祝詞に合わせて、神職さんと巫女さんが火の回りを囲み、皆さんで御火焚祭神木を投げこんでいきます。燃え上がる炎に合わせて、太鼓のリズムも激しくなり、力強い神事でした。終わったあと、何とも言えない感動に包まれ、非日常の体験を味わった気持ちでいっぱいです。
この神事は毎月8日の10時から行われます。特に大晦日は、大晦神火祭も行われるので、強くお願いしたいことがある方は、ぜひ訪ねてみてください。
石切劔箭神社
【住所】大阪府東大阪市東石切町1丁目1−1
【アクセス】近鉄電車「新石切駅」より徒歩約7分程度
【お問合せ】072-982-3621
【神火祭】毎月8日10時から1時間程度