【函館市】旧函館区公会堂に行く前にぜひ立ち寄ってみてください
こちらは基坂を上ったところにある「元町公園」です。
函館港を一望できる絶好のポジションにあり「旧函館区公会堂」の前庭のような感じですが、こちらの公園は、景色を楽しむだけではなく、函館の歴史を楽しむこともできます。
「元町公園」は、函館が「はこだて」と呼ばれるようになった由来の場所です。
まずは、現在の元町公園のすぐ下にある「ペリー監督来航記念碑」から順にお楽しみください。
「はこだて」の始まりは、室町時代までさかのぼります。
後の松前藩初代藩主「武田信広」と共に津軽からやってきた「河野政通」が、現在の元町公園のすぐ下にあるペリー監督来航記念碑のある広場付近に箱型の館を築いたことから「箱館」の名がついたそうです。
「元町公園」は、江戸末期には幕府の箱館奉行所として、明治時代には、開拓使函館支庁・函館県庁・北海道庁函館支庁などが置かれていた政治の中心の場所でもありました。
こちらには、北海道有形文化財でもある「旧北海道庁函館支庁庁舎」があります。
そのお隣には、北海道指定有形文化財の「旧開拓使函館支庁書籍庫」などもあり、こちらのレンガには、明治の製造年の刻印が残されていますので、探してみてください。
さらに公園内には、私財をなげうって函館の都市形成に貢献した「四天王」の像などもあり、公園としては、あまり大きな公園ではないのですが、様々な楽しみ方ができる公園です。
公園散策をされた後は、2021年4月26日にリニューアルオープンした「旧函館区公会堂」で、明治時代を切り取ったまるでタイムスリップしたかのような雰囲気を味わってみてください。
住所:函館市元町11番13号
電話番号:0138-22-1001
営業時間:夏季 4月1日~10月31日
火曜日~金曜日 9:00~18:00
土曜日~月曜日 9:00~19:00
冬季 11月1日~3月31日
9:00~17:00
※公開時間終了の30分前までに入館してください。
休館日:12月31日~1月3日
※令和3年度の臨時休館日:11月8日(月)・1月25日(火)(施設保守点検のため)