博多祇園山笠開幕!飾り山展示から博多の夏、一気に加速
福岡の夏の風物詩、博多祇園山笠が2022年7月1日に開幕しました。
色鮮やかでド迫力、そして豪華絢爛な「飾り山笠(やま)」の公開が福岡市内13か所ではじまっています。
781年の長い歴史を持つという博多祇園山笠。新型コロナの影響からこれまで開催できなかった追い山笠(やま)を含む 舁(か)き山笠行事が2022年は3年ぶりに復活する!とあって福岡では大きなニュースとなっています。(※舁く…山笠を担いで走る。 ※追い山笠…最終日に行われるクライマックス行事)
現在、山笠には担いで走るための「舁き山笠(かきやま)」と、高さがあり絢爛豪華な展示用の「飾り山笠(やま)」というのがあり、15日まであるまつりの前半の主役となるのが「飾り山笠」です。
13か所で公開中のうちのひとつ、ソラリアプラザ1階で公開中の「飾り山笠」も注目を集めており、訪れた人は写真を撮ったり用意された椅子に座ってじっくりと眺めたり。
県外出身の筆者はもちろんその迫力と豪華さに圧倒されるのですが、地元の方(とみられる人)も なんとも嬉しそうな表情で眺めているのが印象的。飾り山笠の姿に、祭りの血が騒ぐ…といった感じでしょうか。
公開中の飾り山笠はものにより大きさは異なるものの、高さ10m前後と言われています。博多人形師による人形が飾られ、表と裏で異なるテーマがあり。
ソラリアで展示中のものは、
表:剣撃大蛇素戔嗚尊誉(けんげきだいじゃ すさのおのみことのほまれ)/ 人形師:置鮎 正弘
見送り:一飄風造御笠森(いちひょうふうみかさのもりをつくる)/ 人形師:小嶋 慎二
というもの。
「表」は櫛田神社に向いた面のことで、こちらには武者物が題材になることが多く
「見送り」は裏側の面の事をいい、童話やテレビアニメが題材になることも多いという。
ユニークなのが、新天町の見送り「サザエさん」や渡辺通1丁目の見送り「愛と勇気のアンパンマン」というのがあり地元ニュースなどでもよく紹介されています。
飾り山笠の一般公開は7月15日(時間未明)まで。飾り山笠の一覧とその内容紹介は博多祇園山笠の公式サイトなどで確認できます。
2022年 博多祇園山笠 主な行事日程
このほか、2022年の博多祇園山笠の主な行事日程は以下。
博多祇園山笠について詳細は公式サイトをご確認ください。
関連:Jiyuzine.com
・ふんどし男たち爆走!博多祇園山笠フィナーレ「追い山笠」(2018年の様子)