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ムダにこだわり過ぎるパティシエの作るケーキがおいしい【那覇市】

ユミ地域情報発信ライター(那覇市)

私が子供の頃はケーキは誕生日とクリスマスに食べる特別なものでした。今では日常的に食べますが、やはりケーキは特別に感じます。

ムダにこだわり過ぎるパティシエが作るケーキのお店とは「パティスリーランヴォール」です。

那覇の端っこにあるのでちょっとアクセスしづらいのですが、わざわざ行きたくなるお店です。さっそく紹介しましょう。

「パティスリーランヴォール」はこんなお店

パティスリーランヴォールの外観
パティスリーランヴォールの外観

店名の「ランヴォール」の由来は公式サイトに書いてありました。

店名にはフランス語で『飛翔』『羽ばたく』というさまや、それが転じて『自由』を意味する『L’envol』という言葉を冠しました。 パティスリー・ランヴォールは今日もお客様の『美味しい』のために、さらなる高みを目指して進化し続けます。大きく羽ばたける未来を目指して。

引用:パティスリーランヴォール

オーナーパティシエについても公式サイトに書いてありました。

洋菓子店を営む両親の下に生まれ育ち、幼いころからお菓子へ興味を持ち、製菓学校を卒業後は県内外からも注目されているリゾートホテルで修業を積みセンスを磨いて参りました。
修行の過程でフランス菓子と出会い、伝統的なフランス菓子のレシピ本を主に研究し独学で伝統菓子を極めました。

引用:パティスリーランヴォール

”こだわり過ぎるパティシエ”とはオーナーパティシエが自ら言っている言葉です。「沖縄にはこだわりのあるお店も多いのですが、自分はもっとこだわりが強いです。」と言っていたのを雑誌で読んだことがあります。

オーナーパティシエのこだわりはたくさんありますが、特に”素材”と”オープンキッチン”にこだわりが強く、そして”ほとんどお店の休みがない”ことも大きな特徴です。もちろんオーナーパティシエやスタッフは交替でお休みを取っていますが、お店そのものは休まず、いつも開いています。

パティスリーランヴォールの店内の様子

パティスリーランヴォールのショーケース
パティスリーランヴォールのショーケース

ガラス張りのドアから店内に入ると正面にケーキのショーケースがあります。

パンもあります
パンもあります

ショーケースの上にはパンもあります。パンの向こうにキッチンが見えます。

ショーケースの向こうはすぐキッチンになっていてガラスなどの隔てが全くないので、入口からキッチンのすべてが丸見えのオープンキッチンです。

コックコートが好きではないオーナーパティシエが、好きな服にエプロン姿で楽しそうに作業している様子を見ることが出来ます。

これは公式サイトに書いてありました。

何も隠さず、材料や製造過程もお客様にお見せするということは、お客様へ安心感を与えるという要素はもちろんですが、お客様の視点や対話も大切にしたいという想いから・・・。

引用:パティスリーランヴォール

オープンキッチンはお客様には安心感が得られますが、スタッフは緊張を強いられるだろうなと思いましたが、楽しそうに作業をするお姿を見てなんだか私も嬉しくなりました。

きっとオーナーパティシエさんは、こだわりが強いのであってクセが強くはないのでしょう。ムダにこだわり過ぎるのかもしれませんが、ムダに肩ひじ張っていないのでしょう。

レジが自動になりました。カットケーキが一律350円というのもわかりやすいですね。

パティスリーランヴォールのケーキを食べてみました

パティスリーランヴォールはテイクアウトのお店なので、持ち帰って家で食べました。

チョコっとコロネパイ

チョコっとコロネパイ
チョコっとコロネパイ

パティスリーランヴォールの大人気の”さくっとコロネパイ”にチョコレートがかけてあります。生地が本当にサクサクで軽やかですがボソボソすることなく欠片が散りにくいのがいいなと思いました。素材にこだわったなめらかなカスタードクリームがたっぷり詰まっていて、子供から大人まで愛される味で大人気なのも納得です。

息子のアップルパイ

息子のアップルパイ
息子のアップルパイ

なぜ”息子の”と名前が付いているかと言うと、オーナーパティシエさんのご実家はアップルパイで有名なあの「ハッピー洋菓子店」なのです。オーナーパティシエさんは、お父さんのモノマネをしたら一生お父さんの味は超えられないと試行錯誤を繰り返し、ようやくお父さんの味を引き受けつつ、ご自分の味も加えたアップルパイを完成させました。これは新聞にも掲載されました。

しっとりした生地にシャクシャクしたリンゴの歯ごたえ、表面に塗った杏ジャムの一体感を味わえます。カットタイプは片手で持てる大きさなので手軽に食べられますが、この小さなアップルパイにたくさんの想いが詰まっているので、あえて”息子の”アップルパイなのでしょうね。

ミルフィーユ・バニーユ

ミルフィーユ・バニーユ
ミルフィーユ・バニーユ

ミルフィーユのミルは「千」フィーユは「葉っぱ」ですね。パイ生地を層のように重ねてあります。イチゴなどの果物は入っていませんが、こだわりのクリームとカラメルが効いていて満足度の高いケーキです。

フランボワーズタルト

フランボワーズタルト
フランボワーズタルト

甘酸っぱいフランボワーズがサクサクのタルト生地にたっぷり敷き詰めてあります。どこを食べてもフランボワーズとクリームとタルト生地の一体感を味わえます。

ケーキはその小さなカタチに作り手の世界観が詰まっているなと思います。沖縄は暑い時期が長いのでバターがダレやすく安定した味を提供するのは大変だと思います。しかも、お料理と違ってスイーツは途中で味見が出来ないのですから。

良いことがあった日でも、良いことを招きたい日にもパティスリーランヴォールのケーキが寄り添ってくれること間違いなしです。ホールケーキは予約をオススメします。

パティスリーランヴォールの基本情報

住所:那覇市真地(まあじ)205 フェリーチェみのり101
営業時間:10時~19時(日曜 10時~18時)
定休日:年中無休 臨時休業はあるかもしれません。インスタでチェックしてください。

駐車場:お店の前にあります。

地図はこちらです。

地域情報発信ライター(那覇市)

東京都出身、那覇に移住して14年目です。沖縄の暖かい気候とおいしい食べ物や作り手との距離の近さに魅せられたので、もうどこにも行かないわ~と思ってます。那覇市の魅力をお届けします。

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