Yahoo!ニュース

【神戸市垂水区】4つ目の「BE KOBE」は住民が私費で!3/28にはキャンプ場もオープン

斎信夫(いつき)WEBクリエイター/旅行ライター・エディター(神戸市)

観光客にも人気の「BE KOBE」モニュメント。1つ目のメリケンパーク、2つ目のポーアイしおさい公園、以前こちらの記事でもご紹介した3つ目のつくはら湖のモニュメントまではご存知の方も多いかと思いますが、なんと4つ目もいつの間にか完成していました。それが、神戸市垂水区の住宅街に2021年11月に出現した「BE KOBE」モニュメント。

作ったのはこの場所で貸し農園を営んでいた元公務員の正木真一郎さん。ちゃんと市の許可を得ているもので、展望台からは明石海峡大橋も望める絶景が。

「BE KOBE」モニュメントがあるのは、垂水区下畑町の住宅街にある高台、「グリーンテラス神戸・垂水」の敷地内です。

駐車場もありますが、キャンプ場利用者専用ですので、「BE KOBE」モニュメント見学だけの場合は、「清玄町」のバス停から徒歩で向かいましょう。バス停から北西に約400m、5〜6分です。場所はGoogle MAPで「BE KOBE モニュメント グリーンテラス神戸・垂水」で検索すると表示されます。

※周辺は住宅地です。道に車を停めると住民の迷惑になります。必ずバスをご利用ください。

キャンプ場の先に展望デッキが。

結構広い。

高台にあるので眺望もよく、須磨から垂水の街並みや明石海峡大橋まで望めます。

「BE KOBE」モニュメントを見るには少し坂道を下ります。モニュメントの撮影目的以外でここに立ち入ることは禁止されているので注意しましょう。草むらには毒ヘビもいるそうです。

「BE KOBE」モニュメントが姿を表しました!

撮影するためのカメラ台も設けられています。親切ですね。

「BE KOBE」とは、阪神・淡路大震災から20年経過したのをきっかけに生まれたシビックプライド・メッセージで、「神戸の魅力は人である」という思いが集約されています。正木さんは、震災の被害を受けたのは中央区だけではないとして「震災の想いを後世に伝えるため」に、ここ垂水区作ることにしたそうです。

有名観光スポットならともかく、こんな住宅街の一角に!とちょっと意外ですが、住民が自分の所有地に私費を投じて手作りで設置したということにも驚かされます。神戸市の許可も得ているそうなので、正真正銘の4つ目の「BE KOBE」モニュメントですよ。

アップでどうぞ!
横幅約6m、縦幅約1.5mの大きさです。

2022年1月にサンテレビで紹介された時の映像です。

2022年3月28日には、13区画のキャンプサイトと手作りのログハウスがあるキャンプ場がオープン。オープンを記念して、28日13時半から約1時間、正木真一郎さんと親交がある鳴戸親方(元大関琴欧洲)のサイン会が開催されるそうです。

どんどん増える「BE KOBE」モニュメントですが、今後、三井アウトレットパーク マリンピア神戸や再整備計画のあるJR新神戸駅前広場にも設置される予定。完成したらまたご紹介しますね。

基本情報

施設名:グリーンテラス神戸・垂水
住所:神戸市垂水区下畑町732-1
電話番号:080-6155-7500
アクセス:神戸市営地下鉄 西神・山手線「妙法寺駅」下車、神戸市バス88系統で「清玄町」バス停下車、徒歩で北西に約5分

キャンプサイト利用料:1泊5,000円、日帰り4,000円。別途管理費1人500円必要。コンロ貸し出しあり。利用時はご予約必須。定休日:火・水曜日

関連記事:【神戸市北区】3つ目の「BE KOBE」を探しに!そこにはもう一つの神戸があった

WEBクリエイター/旅行ライター・エディター(神戸市)

兵庫県西宮市生まれの神戸育ち。テクニカルライターを経て、1998年より会社を設立しWEBクリエイター、フリーライターとして活動。数々の旅行関連サイトを企画・運営。LINEトラベルjp元編集者兼ライター。沖縄と北海道が大好きで6年半沖縄市に在住。海外は特に台湾が好きで渡航回数10回以上。「週刊日本の島(デアゴスティーニ)」専属ライター&フォトグラファーとして沖縄、兵庫、瀬戸内等の33の島の記事を執筆。こちらでは地元神戸市の魅力を、時には動画を交えてお伝えしていきます。X(旧Twitter)、Instagramでも、神戸の最新情報や記事でのこぼれ話、その他の旅行ネタなども発信。

斎信夫(いつき)の最近の記事