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散らかっても大丈夫!いつも部屋がキレイじゃない片づけのプロが伝えたい大切なコト

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

小中高の4人の子どもを育てています。週末は家をキレイに整える余裕もなく過ぎていきます。

毎週のように、スポーツや試験などで頑張った子、大きな大会や受験前で応援や励ましの必要なタイミングの子がいて、毎週日曜日の夕ご飯は豪華になり盛り上がり、

親である私は調子に乗りお酒を飲み過ぎてしまうため、大体月曜日の朝は軽い二日酔いでなかなか部屋が片づきません。

今週の月曜日の朝の我が家
今週の月曜日の朝の我が家

片づけのプロなのに散らかる我が家は変なのか?

私は片づけを仕事にして10年目です。こんな散らかった状態をさらけ出すのができるのはここ数年です。

以前私は片づけを仕事にしている身として、いつも家はキレイじゃなくちゃいけないと強く思っていました。

ダイエットトレーナーの方が、食生活が乱れ、運動も全くせずに肥満だっから絶対に信用されないように、片づけが仕事なのだから、自分の家はいつもキレイじゃないといけないと思っていました。

実際に人からもそう言われることがあり、元気で気持ちに余裕がある時はよいのですが、気分が落ち込んだ日はこんなに散らかってしまう私はダメなのだろうか、今の片づけの仕事を続けてもよいのだろうかと思うことが今でもたまにあります。

しかしよく考えたら家族が動けばモノは動くし、そのあと家族のだれかが動かないとモノは元の場所に戻りません。

家族の都合や、忙しさなどいろいろな原因が重なると散らかることは普通にあるのです。

片づけの仕事を始めたばかりの頃
片づけの仕事を始めたばかりの頃

散らかってもいい!大きな負担なく元に戻せるかが大事

片づけブームやSNSで人の暮らしがよく見えるようになった影響で、散らかっているのは悪い、片づけができないのは恥ずかしいというイメージがあります。

確かに片づけができるとか、片づけや収納の知識をたくさん持っていることも大事ですが、大きな負担なく元に戻すことができるかがとても大事です。

私が散らかっても大丈夫と思えたり、散らかった部屋の写真を公開できるのは、元のキレイな状態に戻そうと思ったら(リセットしようと思ったら)それが大きなストレスがなくできるからなのです。

ストレスなく片づくか?という視点で家の中を見てみよう

散らかっている状態がいいとか悪いではなく、散らかることはあっても、いざという時にストレスなくキレイにできるかという視点で家の中を見渡してください。

そうすると

やっぱりウチはモノが多すぎないか
モノをしまう場所が遠いのではないか
もっと楽にしまえる方法はないのか?
そもそもどこにしまうのだろう?
もう収納できる場所がないじゃないか!
あれ?家族はどこに何をしまうかしっているだろうか?
ひょっとして私が片づけないといけない、家族だけじゃ無理?

というように、モノの厳選であったり、モノの収納場所や収納方法、家族の問題などクリアしなくてはいけない課題がたくさん見えてくるのではないでしょうか。

いつもキレイにしなくちゃいけない!は片づけのプロの私にも無理です。正直とてもきついです。

仕事のこと、家のこと、そして家族のことなど考えることがたくさんあり忙しい人は、「いざという時にちゃんと片づく」という安心を手に入れるためには、どうすればよいのか考えるのが大事なのではないでしょうか。

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★藤原友子★
小中高の4人の子育て&いつもキレイじゃないけど
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小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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