2024年4月6日（土）名古屋市北区清水におにぎり専門店『ごほうびおむすび』がオープンしました。
注文を受けてから握る、ふっくらあたたかいおにぎりがいただけます。

出店場所はノスタルジックな雰囲気漂う金城市場

金城市場は昭和30年創業、当時は庶民の台所としてにぎわいを見せました。
徐々に店舗は減り、長らく老舗『平野屋精肉店』のみが営業している状態でしたが、ここ数年で少しずつ清掃、補修、修繕が進められ、緩やかな再生が続いています。
『金城夜市』に代表される独創的なイベントも次々と開催され、新たなカルチャーの発信地として注目を集めるスポットです。
最寄り駅は名古屋市営地下鉄黒川または志賀本通。両駅からは歩いて6~8分ほどの徒歩圏内です。

金城市場に待望の新店「ごほうびおむすび」

そんな独特の存在感を放つ金城市場の最奥に『ごほうびおむすび』はオープンしました。
水・木・土の週3日のみ営業ですが、ポップアップではなく常設店です。

ごほうびおむすびの入り口は金城市場東側の側面にあります。

中に入ると、広い市場の片隅にライトで照らされたブース状の店舗。
平日の午後に訪れたため、場内ガランしていますが、それが秘密基地に入り込んだようでワクワクしました。

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塩むすび、鮭、梅、明太子などスタンダードながらこだわりの食材を使用したおにぎりと、具材の組み合わせが面白い創作おにぎりが魅力的です。

『黒毛和牛のステーキ焼肉だれ』が気になりましたが、残念ながら売り切れ。

おすすめを聞いてみると、『北海道昆布とクリームチーズ』300円と『削りかつおと平飼い鶏卵の醬油漬け』350円とのことでしたので、その2つをオーダーしました。

山形産のお米に、有明海産の海苔、具材は主に柳橋市場で仕入れているそう。
ひとつずつ丁寧に握ってくださいます。

持ち帰り用にパックに入れてくださいましたが、我慢しきれず、その場でいただきました。
店舗の前にレトロなタイルのカウンターと黄色のベンチがあります。
ふたを開けた瞬間、海苔の香りがふわり。

厚みのある大きめのおにぎりで、海苔とお米の艶やかさに食欲をそそられます。

パリパリの海苔と温かいお米がほろりとほぐれる食感は、握りたてならでは。
作り置きでは得られないおいしさです。
醤油漬けの黄身はとろりと濃厚で、やや硬めのお米との組み合わせが絶妙でした。

ベビーカーや自転車でドライブスルー？！

面白いのが場内に入らなくても、外壁に設けられた小窓からも購入できること。
店長さんご自身の子育て経験からのアイディアで、改装時に小窓を設置したのだそうです。
例えば子乗せ自転車やベビーカー、子どもの乗せ降ろしは意外と大変です。
シートベルトを外して、子どもを降ろして、用事を済ませて、また乗せてシートベルト…。
その間、ぐずるかもしれないとなると、ちょっとしたことならつい諦めてしまいがちではないでしょうか。
ドライブスルー方式なら、ベビーカーでのお散歩のついでや、自転車での通りすがりにふらっと立ち寄りやすいです。
小さな事かもしれませんが、優しい配慮が嬉しいですね。
（店舗前の道路は北から南に向けた一方通行。ご利用の際は周辺にお気を付けください）

これからは公園でピクニックなんかも気持ちいい季節。
こだわりのおにぎりをテイクアウトして、お出かけしてみてはいかがでしょうか。
ちょっとした自分へのごほうびになりますよ。