美女ゴルファーが集結するKLPGAツアーで日本人3選手は活躍できるか
日本では9月2日から女子ゴルフツアー「ゴルフ5レディス」がスタートするが、韓国では昨日9月1日から「ハンファ金融クラシック2016」が開幕している。生命保険業、証券業、ケミカル業などで韓国10大財閥のひとつに数えられるハンファ(韓火)グループの主催で2011年にスタートした、韓国女子プロゴルフ協会(KLPGA)最高の賞金額を誇る大会だ。
賞金総額は12億ウォン、優勝賞金3億ウォン。7月に行われイ・ボミも出場した「BMWレディース・チャンピオンシップ」も賞金総額12億ウォン、優勝賞金3億ウォンだが、国内企業がメインスポンサーであることもあって「国内最高の大会」とも言われており、ランキング上位者はもちろん、人気選手たちが揃い踏みする大会としても有名だ。
(参考記事:【25連発撮】韓国美女ゴルファー大図鑑 in 「BMWレディース2016」)
今年はこの「ハンファ金融クラシック2016」に日本からも3人の選手が出場している。大江香織、藤本麻子、そして野村敏京だ。大江は推薦枠で、藤本は招待枠として、野村敏京は昨年の優勝者でディフェンディング・チャンピオンとして出場するが、日本人3選手への注目は高い。昨日取材したKLPGA関係者も言っていた。
「JLPGAツアーでイ・ボミやキム・ハヌルなど韓国人選手が活躍している今、KLPGAでも日本人選手の活躍がなければ韓日ゴルフ交流とならないだろう。どちらか一方に偏るよりも、両方で韓日選手が活躍したほうが互いのツアーの刺激にもなる」
日本ではあまり詳しく知られていないが、KLPGAは近年、門戸解放に積極的だ。昨年は史上初めて実施した外国人選手対象のインターナショナルQTを実施。グルーバル・ツアー化への準備を着々と進めている。
もっとも、日本人3選手が「ハンファ金融クラシック2016」で優勝するは簡単ではないだろう。前出した通り、今大会には目下賞金ランク1位にあるパク・ソンヒョンをはじめとする実力者たちが顔を揃えるし、ホステス・プロとなるのは3月の「ヤハマ・レディーズ葛城」で招待出場ながら3位になり、日本でも知られるようになった“8頭身の韓国美女ゴルファーの元祖”ユン・チェヨンだ。
ユン・チェヨンは8月に行われた日本女子プロゴルフツアーのファーストクォリファイングトーナメントを1位で通過している。以前インタビューしたときには「日本進出は半々」と語っていたが、どうやら日本進出の決心を固めたようだ。
(参考記事:【独占インタビュー】“元祖美女ゴルファー”ユン・チェヨン、日本参戦の可能性)
無事に突破し、来年から日本本格参戦となることを考えれば、今回の「ハンファ金融クラシック2016」で優勝して長らくスポンサーとして支えてくたれ“ハンファ・ゴルフ団”に恩返しをしたいところだろう。
「ハンファ金融クラシック2016」ではこのほかにもアン・シネ、キム・ジャヨン、パク・キョルなど“韓国美女ゴルファー神セブン”が出場し、アメリカのレクシー・トンプソンも出場する。まさに米韓美女ゴルファーたちの競演が実現するわけだが、日本勢にもぜひとも頑張ってほしい。韓国が「国内最高の大会」で日本人が優勝すれば、そのインパクトも絶大だろう。
日本ではイ・ボミら韓国人プロの活躍が目立つが、今度は韓国ツアーで活躍する日本人選手の朗報を期待したい。