漫画「島耕作」シリーズでたびたび島氏が訪れていたのが、かつて東京の虎ノ門にあったお蕎麦屋さんの「MINATOYA」。自分もよく食べに行きました、独特の品を伴い「島耕作」をもてなすにふさわしい、店主とお店のオーラが独特であったことを思い出します。

その「MINATOYA」さんに、なんとも近いものを感じるお店です。味の方向性、ロケーション、金額の観点から、名古屋ラーメン文化のど真ん中に来ることはないでしょうけど、でも、経営者の方は、何か得るものを感じられるお店ですので、メモっておいてください。

名古屋BEST20 第17位 好陽軒（桜山駅 0.7 km）

名古屋の中心地でもなく、観光客の訪れるエリアでもありません。1976年の創業ということもあり、長年通われているらしきお客様が多い印象です。

このメニュー、衝撃でした。最低価格が1,100円というのは、東京では珍しくもないし、それくらいではビビりません。

問題は、そのメニューがチャーシューメンであるということ。

「え、普通のラーメンないの、、、」

この日は５軒撮影予定で、３軒目。タジロきますが、退路なし。

このラーメンの食べ方として、これが良いという店主の判断。その裏にある、絶対的な自信がこのフォルムから伝わります。

「あ、これ、絶対、島耕作が好きな味」まあ、こんなスープの感想は聞いたことがないですよね。島氏とは、お会いしたことも、一緒に食事したことも、メールをもらった事もないです、でも、同じ「MINATOYA」を食べてる者として、そう感じるのです。

お店の方の全ての所作、お客様のお店へのリスペクト、お店のオーラ、どんなお偉い様でも対応できそうな店主の器感。もちろん、食事を楽しみに来ているのですが、経営者視点での考察をすればするほど得るものが多いお店。

名古屋の有名ラーメン店には、独特の共通点があるのですが、このお店には全くそれを感じないのです。名古屋らしくないからこそ、マネジメント層で名古屋に転勤になった方などは、食べてもらいたい。

そして、親子二代で会社を経営されている、または事業継承を考えている方は、この好陽軒からの一陽軒、その逆もありですが2店をセットで訪問してみてください（この食べ方は、サラリーマン社長は必要ないです）。何を伝え残すのか、継承とはないか、本当の継ぐとは何かのヒントを与えてくれるでしょう。

誰もが理解出来るラーメンではありません。

「男を試されるラーメン」

全国的にみても、極めて異質。ただ、本物の料理とお店であり、本物の男を試すには最適ですので、世の女性、ラーメンリトマス試験紙としてパートナーをこちらにお連れるすのは、いかがでしょうか。

2023愛知県名古屋市ラーメンBEST20ランキング

このランキングは、食べログ、ラーメンデータベース、Retty、Googleの評価指数および口コミ数（累計数、増加数、増加率）を変数として、アルゴリズム解析した結果をWRP(Web Reputation Point)として算出しています。

店舗を訪問し、食事をもとにした主観的な質的評価ではなく、各サイト上での所有スコアの量的評価であり、客観100、主観ゼロのランキングです。