【武蔵村山市】軽便鉄道廃線跡のトンネルで『千と千尋の神隠し』の世界を体感!
武蔵村山市の気になるスポットを紹介している地域情報ライターのむさむらんどです。
ジブリ映画『千と千尋の神隠し』を初めて観たとき、あのトンネルはここじゃないか!?と思った武蔵村山市民の方はいるのではないでしょうか。鉄道が通っていない武蔵村山にもかつて軽便鉄道が通っていました。
レトロな雰囲気のトンネル群
都道55号線を所沢方面に行くと、緑の中に不意にトンネルが見えてきます。これは昭和初期、山口貯水池(狭山湖)建設のために敷かれた軽便鉄道跡なんです。現在はこのトンネル群を含め野山北公園自転車道として整備されています。最近では某有名アーティストがアルバムジャケットの撮影をした場所としてちょっとした聖地巡礼にもなっています。
今はもう狭山湖までつながっていませんが、4つのトンネル(横田、赤堀、御岳、赤坂)を通ることができます。子供のころは遊びに行くのによく通ったトンネルですが、久しぶりに横田トンネルから順番にめぐってみました。
トンネルに一歩入ると冷んやりとした空気が肌を伝い気持ちいいです。歴史を感じる壁面を鑑賞しながら進んでいきます。横田トンネルを抜けるとすぐに次の赤堀トンネルが見えてきます。
赤堀トンネルを抜けると、カーブした先に御岳トンネルが見えてきます。まわりは住宅街で、地元の人たちの生活道路にもなっています。
御岳トンネルは壁面からところどころ水が染み出ています。出口付近も先ほどとは景色が一変してなかなかワイルドな感じの道です。
御岳トンネルを抜けしばらく進むと番太池が見えてきます。昔はこの辺りの田んぼの溜池として使われていました。
番太池を曲がった先に少し離れて赤坂トンネルが見えます。
赤坂トンネルを抜けると自転車道もここで終わりです。この先左の道を100メートルほど進むと5番目のトンネルが現れますが封鎖されています。
千と千尋の世界に迷いこんだようなトンネル群いかがでしたでしょうか?この先には湖があり、私が子供のころまでは近くに湯屋街のような料亭もあったんですよ。思い出の中では映画のイメージそのまんまなんですよね。不思議な魅力のあるスポットなので、天気の良い日にぜひ自転車で訪れてみてください!
軽便鉄道廃線跡・トンネル群
住所:武蔵村山市本町4-43(横田トンネル)ほか
《トンネル通行可能時間》
夏(4月〜9月)7:00〜18:00
冬(10月〜3月)7:00〜17:00