【宮城県 東松島市】大自然の図書館みたいな海岸 -野蒜海岸- [野蒜地区]
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「図書館」は、みんなが静かに過ごしている場所で、周りを見渡せばたくさんの情報が詰めこまれた本がぎっしり。リュックサックに飲み物とノート、それに筆記用具を入れたら、お気に入りの席を一番乗りする。
図書館には、みんなが「学び」に集中できる不思議な雰囲気がある。そんなふうに、学べることがたくさん見つかる「図書館みたいな海岸」は、なかなか面白い。
宮城県東松島市の野蒜地区には、町の中では一番大きな海岸「野蒜海岸(のびるかいがん)」がある。砂浜には「松の木」以外にも、乾いた土地で生育する植物たちも多くて、景色はどこか異国の地のような景色。
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サボテンとかそんな植物があったら、なんだか海外にやって来たような気分にもなる。暖かい気候になると砂地に小さな花々も咲き始めるから、季節ごとに新しい発見がある。『どんな植物なんだろう?』この言葉が浮かんだら、じっくり観察だ。
そして砂には数えきれないくらいの小さな貝殻がいっぱい!つぶれて割れてしまった貝殻に、綺麗な状態のもの。桃色や紫に、クリーム色と茶色の縞模様。
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『貝たちはどんな形をしていて、どんな名前なのかな?』ちょっとした疑問を追いかけてみると、大発見があったりもする。実は、見つけたとっておきの貝は、日本では珍しい種類の生き物だったりも!
海岸の砂浜に登場した素敵なシンボルの「龍(りゅう)」をじっくり観察してみると、そこにも学びがたくさん。
![▲ 東松島市地域おこし協力隊員の保坂俊彦氏の作品(※龍の展示期間は2024年1月末まで予定)](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/mollychiba/article/01637076/image-1705554983459.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
龍の身体は普通の乾いた「木」ではなくて「流木(りゅうぼく)」からできている。だけど、木がずっと海水に浸かっていたら、腐る気がするけど『どうして流木ができあがるんだろう?そういえば、流木ってなんだろう?』
図書館みたいな海岸には、子どもだけの学びではない、大人も学べることがいっぱい。
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砂に取り残されている「プラスチック」は土には還らない素材。太陽の光でもろくなっていくこともあるけど、取り除かない限り小さな状態で残るもの。
『どうやって減らしていこう?』
さあ、みんなで図書館みたいな海岸で考えてみよう。
名称:野蒜海岸(のびるかいがん)
住所:宮城県東松島市野蒜南余景