猫のストレス対策5選!隠れ家、スキンシップ、遊び… 猫のストレスを減らした環境を整えよう!
猫は非常に敏感な動物であり、さまざまな要因によってストレスを感じることがあります。
飼い主が気づかないうちに猫がストレスを抱えていることも多く、これが健康や行動に悪影響を及ぼすことも…。
そのため飼い主は、日ごろから猫のストレスが軽減されるような工夫を取り入れてあげましょう。
1.猫のストレス対策5選
1‐1.隠れ家を用意する
猫のストレス対策として、「隠れ家を用意する」ことはとても重要です。
とくに猫がストレスを感じたとき、「隠れ場所」は非常に役に立ちます。そこに隠れることで、猫は安心感を得てストレスを和らげられるからです。
隠れ家としては、囲われた猫用ベッドや段ボール箱などがおすすめ。これらのアイテムは、猫が「自分だけの空間」として使うのにうってつけです。
また、隠れ家は家の中の静かな場所や高所に設置してあげましょう。騒音や人の出入りが少ない場所に置くことで、猫はより安心して過ごすことができます。
【ひとこと】愛猫は来客時や雷がなるときは、公然と姿を消します。隠れ家に身を潜めているようです。
1‐2.トイレの清掃は小まめに行う
猫のストレス対策として、トイレの清掃は忘れてはいけません。猫はとても清潔好きな動物であり、汚れたトイレを拒みます。
トイレが不衛生だと猫は不快感を感じるだけでなく、トイレを避けるように。
そしてその結果、ストレスに繋がる以外にも、健康に悪影響を及ぼすことがあります。
ですので、トイレの清掃はこまめに行いましょう。
猫の使用ごとに排泄物を取り除き、週に1度は全ての砂を入れ替えてるのが理想的。
清潔で快適なトイレを用意し、猫が安心して用を足せる環境を整えてあげましょう。
1‐3.一緒に遊ぶ
猫にとって、飼い主との遊びはストレス解消に効果的です。遊びは猫の身体的な運動を促進するだけでなく、精神的なリフレッシュにも繋がります。
そのため可能であれば毎日猫と遊ぶ時間を設けてあげましょう。猫が好きなおもちゃを使って、1回10分程度の遊びを1日2回できるとベター。
毎日の短時間の遊びでも、猫はストレス発散もできて満足感を得られます。
猫のにおいがたっぷりついたおもちゃ(毛玉ボールなど)は、警戒心が強い猫にもおすすめ!
ただし誤飲には注意し、飼い主監視下の元で遊ばせるようにしてください。
【ひとこと】個人的にはレーザーポインターが推しアイテムです。愛猫はシニアですが、それでも張り切って遊びます!
1‐4.スキンシップをとる
猫にとってスキンシップは、ストレスを軽減し、心の安定をもたらす重要な要素。
猫や人は触れ合うことで、オキシトシンというホルモンが分泌され、安心感を得たり、愛情を感じたりできるからです。
つまり猫とのスキンシップは、双方を幸せな気持ちにさせてくれるものなのです。
なお猫とスキンシップをとるときは、猫が心地よく感じる方法で触れ合うことがポイント。
たとえば猫の好む部位を撫でたり、ブラッシングをしてあげるのがいいでしょう。
ただし猫によっては過剰な触れ合いを嫌がる場合もあるため、猫の反応を見ながら行うことが大切です。
1‐5.フェロモン剤を使う
大きな環境の変化やストレスを感じやすい猫には、フェロモン剤を活用するのもおすすめです。
フェロモン剤には、猫が自然に分泌するホルモンである「フェイシャルフェロモンF3」と似た成分が含まれており、これを使用することで猫が感じる不安や緊張を和らげる効果があります。
とくに引っ越しや新しい家族が加わるといった「大きな変化」は、猫がストレスを感じやすいため、このような状況で活用してみるのもいいかもしれません。
フェロモン剤はスプレータイプやディフューザータイプがあり、猫の行動に応じて使い分けることができます。
ストレスを抱えやすい猫のために、こうしたフェロモン剤の活用も検討してみてくださいね。
【ひとこと】動物病院のなかには、診察室にフェロモン剤を置いてる場所もあるようです。
2.猫にストレスは大敵
猫は生命力は強いですが、ストレスにはとりわけ弱い生き物。人間と同じように、猫にとってもストレスは大敵です。
ストレスがかかる環境が続くと、心身にさまざまな悪影響を及ぼすことがあります。
たとえば食欲不振や排泄のトラブル、毛づくろいのしすぎといった行動変化など。
そしてこれが長期的に続くと、健康に大きなダメージを与えたり、免疫力を低下させ、病気にかかりやすくなってしまいます。
そのため飼い主は猫のストレスサインを見逃さず、適切なケアや快適な住環境を用意しなければいけません。
ストレスフリーな環境は、猫との幸せな暮らしを実現する鍵となります。
3.まとめ
猫のストレス対策は日常のケアや環境づくりにおいて非常に重要で、猫たちの心身の健康を守り、飼い主との信頼関係を深めるための基本ともいえるでしょう。
ぜひ今回紹介したことを参考に、猫が快適に過ごせる環境を整えてあげてくださいね。