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三の丸アベニュー 福島県立博物館 会津若松城下町の成立がよく解る 戊辰戦争という歴史【会津若松市】

あいづ くらし地域情報発信ライター(会津若松市・喜多方市など)
福島県立博物館 三の丸アベニュー

飲食・観光・会津ぶらぶら「あいづ くらし」です。

福島県立博物館

福島県立博物館 館内マップ
福島県立博物館 館内マップ

会津若松市にある福島県立博物館の総合展示室は、2024年2月20日に消防設備の不具合が見つかり、以降、展示が休止されています。
(2024)3月2日から一部(分野別展示室)で再開されましたが、今も総合展示室の観覧休止は続いています。(上の画像の、左下オレンジ部分)
そんな事情から年間パスの購入を止めていましたが、9月21日からの企画展「ふくしまの酒造り―酒を醸し和を醸す―」を見に行くにあたり年間パスを購入。
常設展の一部になる「三の丸アベニュー」を見て、気に入って、これはみんなに知ってもらわねばと思って帰ってきました。

三の丸アベニュー

三の丸アベニューは、(2024年)4月の半ば頃に新設された展示物。
会津若松の城下町を再現したジオラマで、「若松城下の成り立ち」と戊辰戦争の「若松籠城戦」をプロジェクションマッピングとナレーションでわかりやすく紹介してくれます。
若松城下が東山から流れる湯川の扇状地にできたことは知っていましたが、ジオラマの上でプロジェクションマッピングの映像で示されると「なるほど」と思いますし、城下町を成り立たせる上で重要になる水路が、如何にも合理的に作られていることが分かります。
鶴ヶ城(若松城)が平山城(ひらやまじょう)として分類されていることも初耳。

町木戸(まちきど)

福島県立博物館 三の丸アベニュー 町木戸(まちきど)
福島県立博物館 三の丸アベニュー 町木戸(まちきど)

最初の写真の門は「町木戸」。
ジオラマ&プロジェクションマッピング&ナレーションで町木戸がどんな場所に設置されたかがわかります。
以下は案内からの引用。

町木戸
模型(高さ 3.6m 間口幅 2.7m)
若松城下の甲賀町や七日町など各町の出 入口に設置された木戸の模型です。 「若松 城下絵図屏風 高瀬本」(当館蔵)、 「嘉永 安政年間記憶覚書」 (個人蔵)等に描かれ た木戸の姿をイメージに製作しました。 百 姓一揆や戦乱など緊急時には、 城下への侵 入に対する防御の役目を果たしました。

会津若松の城下町のジオラマ

福島県立博物館 三の丸アベニュー 会津若松の城下町のジオラマ
福島県立博物館 三の丸アベニュー 会津若松の城下町のジオラマ

鶴ヶ城の内堀を和船体験した時、ガイドさんから聞いた史跡話を、ジオラマを見ていて思い出されて楽しい。
ジオラマ再現は幕末の様子。
城の西側(写真左側)にある大きな施設は「日新館」。

福島県立博物館 三の丸アベニュー ジオラマの再現説明
福島県立博物館 三の丸アベニュー ジオラマの再現説明

以下は案内からの引用。

この模型は、 現代の地形をベースに 「陸奥国会津城絵図」(当 館蔵)・「若松城下絵図屏風 高瀬本」(当館蔵)・「嘉永安政 年間記憶覚書」(個人蔵)・「会津千代松袖鑑」 (当館蔵)等の 資料のほか会津若松城跡及び郭内武家屋敷遺跡の発掘調査成 果を参考にして、幕末の若松城下の様子を再現したものです。

プロジェクションマッピング&ナレーション

若松城下プロジェクションマッピング映像の案内
若松城下プロジェクションマッピング映像の案内

以下、若松城下プロジェクションマッピング映像の案内からの引用。

若松城下プロジェクションマッピング映像
A:若松城下の成り立ち(約9分)
B:若松籠城戦(約11分)
*Aが終わり次第、Bが始まります
開始時間9:40 最終時間16:10 毎時10分、40分開始

福島県立博物館 三の丸アベニュー ジオラマ上へのプロジェクションマッピング
福島県立博物館 三の丸アベニュー ジオラマ上へのプロジェクションマッピング

ジオラマ上へのプロジェクションマッピングの様子。
上の写真は水路。

福島県立博物館 三の丸アベニュー ジオラマ上へのプロジェクションマッピング
福島県立博物館 三の丸アベニュー ジオラマ上へのプロジェクションマッピング

郭内、郭外や町割の様子。
プロジェクションマッピングでは、白虎隊が若松城下へと戻ってきた戸の口洞から水が引かれる様子とかもわかりやすく紹介。
この素晴らしい城下町が戊辰戦争の戦場となり、西軍に利用されないように火を放って燃やすくだりとか、泣けます。
小田山からの砲撃とかも辛い。
もっと城を西に作ればとも思ってましたが、扇状地上の丘陵地であって、これ以上、西には出来なかったという理由も納得。

企画展「ふくしまの酒造り―酒を醸し和を醸す―」を見に行ったのですが、三の丸アベニューが面白く、よく出来ていたので先に紹介。
多くの方に見て知ってもらいたい。
「若松城下の成り立ち」と「若松籠城戦」でした。

【 福島県立博物館 】
住所:〒965-0807 福島県会津若松市城東町1−25
開館時間:9:30~17:00(※最終入館は16:30まで)
利用料金:公式の案内をご覧ください
Tel:0242-28-6000
Fax:0242-28-5986
E-mail:general-museum@fcs.ed.jp
休館日:
・毎週月曜日
(月曜日が祝日または振替休日にあたる場合は開館とし、翌火曜日を休館日)
・祝日の翌日
(祝日の翌日が土・日にあたる場合は開館)
公式ホームページ:福島県立博物館
Facebook@福島県立博物館
X@fukushimamuseum
YouTube@fukushimamuseum
地図、ナビ用リンク (行き方/アクセス)

(2024)12月2日(月)~(2025)3月31日(月)はトイレ改修工事のため休館です。
その為、年間パスポートは120日分延長された期間となりました。

* 本記事はライター「あいづ くらし」の主観に基づいています。
本内容に対しまして、Yahoo及び店へお問い合わせはご遠慮ください。

地域情報発信ライター(会津若松市・喜多方市など)

■福島県 会津地方をブラブラして紹介する「会津暮らし」をサイト運営。縁があって、Yahoo!ニュース エキスパートの地域クリエイターになりました。 ●飲食・観光・湯遊び・etc 会津での暮らし体験を発信(かなり、ゆるりと気ままに)●担当地域は、会津地方の一部になる会津若松市、喜多方市、耶麻郡、河沼郡の2市7町村。 ●普段の仕事はカレンダー勤務なので曜日に関係なくグルグルします(土日の勤務日もあるけれど、平日に休みの日もある)。■耶麻郡は、北塩原村、西会津町、磐梯町、猪苗代町■河沼郡は、坂下町、湯川村、柳津町■公式サイト(個人ブログ-「会津暮らし」)■関連サイト(個人ブログ-IT関連)

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