【東大阪市】樹齢500年!日下の歴史を物語る天然記念物。
今回は、東大阪市にある天然記念物の話題です。江戸時代に庄屋の役割を担った「旧河澄家」には、昔ながらの庭園を楽しむことができます。お庭の様子も素敵ですが、その中でも立派にそびえ立つ「カヤ」をご紹介いたします。
江戸時代の暮らしを現代に伝える古民家「旧河澄家」。ここでは、当時のお庭の様子を見学することができます。入館は無料なので気軽に立ち寄ることができます。
入ってすぐ横に庭園があります。「カシ」や「モミジ」など様々な木が植えられており、緑と庭石によってできる空間は、本当に素敵です。質素ながらも、落ち着いた雰囲気を楽しむことができますよ。
そしてこちらが東大阪市の天然記念物「日下のカヤ」です。とても太くて迫力があります。とても立派な木ですね。
この木は、樹齢約500年と推定されており、幹周が約5メートルもあるそうです。このカヤは4月〜5月には花を咲かせるのですが、私は、この時期の立派に緑生い茂ったカヤの様子が大好きです。秋が深まると大きな実がなるのですが、今回はまだ見られませんでした。
この河内地域は人々の歴史が古く、「ヒノモトススキ」や「原始ハス」など様々な植物がその歩みを教えてくれます。この「日下のカヤ」もそのひとつです。ぜひ一度、日下にある天然を巡ってこの地の歴史を感じてみてください。
ちなみに「旧河澄家」では、庄屋の役割を果たしていた当時の暮らしの様子がそのまま残っています。庄屋の中も自由に見学できるので、ぜひ古民家の様子とお庭の景色を楽しんでいただけたと思います。
旧河澄家
【住所】大阪府東大阪市日下町7丁目6番39号
【アクセス】近鉄奈良線「石切駅」より、北西へ徒歩20分程度
【開館時間】午前9時30分~午後4時30分
【休館日】月曜日(祝日の場合は翌日) 12月29日~1月3日
【お問合せ】072-984-1640