『たがねや』にお邪魔してきました。

八間通り沿いに建つたがねせんべいのお店です。

明治5年創業の老舗で、現在の店主は5代目です。

たがねやの『たがね』は地元産を中心にこだわりのうるち米ともち米を使用し、お米の食感を残しながら炭火でじっくりと焼き上げています。

また、桑名市はたまり醤油の名産地ですが、中でも最高級の底引たまりを使用することで最高の風味を生み出しています。

材料や製法にこだわった『たがね』は決して安い商品ではありません。

しかしながら軽く日持ちがすること、そして何よりその美味しさから、贈答品としてとても人気があります。

たがねは『あつ』と『うす』の2種類が販売されています。

昔ながらの元祖は『あつ』のタイプですが、近年『うす』タイプも開発されたそうです。

どちらが人気なのですか?と聞いてみたところ、人それぞれで人気は半々だそうです。

年配の方に贈る場合には食べやすさを考慮して『うす』を購入する方が多いですが、年配の方ほど昔ながらの『あつ』を好む方が多かったりするそうですよ。

小判のような形で、お米の粒が残っていてこんがり香ばしく、たまり醤油の香りが堪りません。

噛めば噛むほど味が出て、いつまでも食べていたいおいしさ！

『あつ』の方がずっと噛んでいられる感じがあり、『うす』はバリっと食べやすいですね。

どちらもおいしいですが、個人的には『あつ』の方が好みかなと思いました。

でも年配の方に贈るならやはり『うす』を選んでしまうかもしれませんね。

人気が半々に分かれるというのも納得です。

自宅用にぴったりの小袋販売もあるので、ぜひ両方食べ比べてみてください。

『たがね』のほかに『こがねやき』という商品も販売されています。

こちらは『たがね』に伊勢芋と卵を加えた一品です。

『こがねやき』は、『たがね』よりもなめらかさがあり、軽い食感ながらも醤油の香ばしさが堪りません。

わたしは『たがね』の方が好みでしたが、子どもは『こがねやき』の方が好きだというのでこちらも人によって好みが別れそうです。

昔ながらの製法で、丁寧に作られた『たがね』や『こがねやき』のおいしさをぜひ堪能してみてくださいね。