「PTAって入らなくていい?」小学校PTA役員が教えるPTAのウソ?ホント?
みなさん、こんにちは。
小4と年長の姉妹ママで、ライターのtonです。
長女が通う小学校は、来年度から、三期目のPTA本部役員を務めることになりました。
役員をやり始めてから驚いたのが、社会一般的なPTAのイメージが、実情と大きくかけ離れていること。
「PTA役員やってるんだー」と周りの人達に言うと、大抵「大変だね」「すごいね」と言われることからも、PTAイコール大変で面倒なイメージがついているんだなあ、と感じます。
そんな、PTAの実情や、変わりつつある様子を知ってもらうためにも、本記事では、私がこれまでによく聞かれた内容に回答する形でご紹介します。
Q.PTA入らなくてもいいってホント?
A.ホントです!
近年、教育委員会などを中心に「PTAの適正化」が進められています。ざっくり内容を説明すると、「PTAって任意団体なのに、入学と同時に自動入会させられたり、加入を強制されるのっておかしいよね?任意団体としての正しい形に直していきましょうよ!」という感じです。
PTAは、加入するか、加入しないか、個人が判断して選択できる任意団体です。入りたくない人を加入させることはできません。
地域によっては、まだ適正化が進んでいないところもあり、入会の意思を確認する文書が配られなかったり、PTAに入っていないと登校班に入れてもらえないなどの「制裁」を行ってくる団体もあります。
しかし、全国でそう言った事例の訴訟も起こっていることから、今はまだ不適正なPTAも、近いうちには適正化されてくることが予想されます。
Q.PTAに入らないと差別されるってホント?
A.ウソです
先ほども書いたように、一部の地域では「制裁」のような差別が行われている場合もありますが、そういった学校はごく一握りで、一般的なレベル程度まで適正化されている学校なら、そんなことはありません。
例えば、卒業式にPTAからコサージュをプレゼントする学校なら、会員・非会員を問わず全員にプレゼントする必要があります。
PTAは全生徒(全児童)の学校生活を豊かにするために活動する団体なので、保護者がPTA会員かどうかは、子供たちには関係ない、というわけです。
退会しようかな、加入やめとこうかな?という方も、お子さんには何も不都合は出ないので、安心してくださいね。
Q.役員やらなくてもいいってホント?
A.ホントです!
PTAがめんどくさい、と思われる一番の原因は、やはり「役員になる可能性がある」という部分でしょう。しかし、こちらも適正化により、やりたくない人に押し付けるような役員選考の方法はなくなりつつあります。
「抽選で当たった人にクラス委員をお願いします」「六年間のうちに必ず一回は役員をしてもらいます」こんなPTAが当たり前だったのは、もはや過去の話。どちらのケースも、やりたくない人に強要していることになるため、適正とは言えません。
適正化されている多くの学校では、立候補者からのみ役員選出をしたり、ボランティアさんを中心に運営することで、役員の人数を極端に減らしています。
Q.PTA役員って大変!ってホント?
A.半分ホントで半分ウソ(笑)
あいまいな回答になってしまうのは、やはり「それぞれの人の価値観による」部分が大きいためです。
私個人を例にしてみると、
- 小学校での作業→月に一回
- 自宅での作業→月に一回程度
- 役員同士の情報共有はLINEで
という活動内容なので、たいした負担にななっておらず、学校に行って活動する日は、校庭で遊ぶ我が子の姿が見られるのを楽しみに行っています。
昔のPTAに比べると、活動自体が縮小し、役員の負担軽減が進められているので、かなり楽になっていますが、それでも面倒・大変と感じる方がいないとは言い切れません。
PTAって意外と面倒じゃない?
ここまでの「ウソ?ホント?」を読んで、PTAって思ってた感じと違うかも?と感じられた方もおられるのではないでしょうか。
中には、入学説明会でPTAの入会申込書が配られていたのを思い出して、加入or非加入を決めた方もおられるかもしれません。
「今すぐ退会しよう!」「やっぱり入会してもいいかも」と思われた方もおられるかもしれませんね。
いずれにせよ、保護者の方が「PTAに入るか否か」は決定してもいい、という点はしっかり覚えておいていただけたらと思います。
さて、次回はPTAに加入するかどうかで迷っている方に向けて、「入るべきPTA」と「抜けるべきPTA」の特徴についてお話ししたいと思います。
よろしければ、そちらもぜひご覧ください。