【福山市】12月23日限定のカフェ!中高生がお届けする至福のひとときをどうぞ
「忙しい人や頑張っている人がゆったりと落ち着いてすごせる、そんな空間を作りたい」
高校生が描いた夢を周りのみんなが応援し、2024年12月23日(月)に1日限定のカフェを開きます。
カフェの名は、Cafe Olu(カフェ ルル)。
日本語の「縷縷(るる。長く続くさま)」とハワイ語の「心地よい、穏やか」の意味を込めてつけた名です。
オープンしたばかりの STUily シップスターミナルで、高校1年生の土肥暖絆(とひ ののは:通称とひちゃん)さんと、大学生の西川蔵土(にしかわ くらと:通称くらっち)さんのお話を聞きました。
普段頑張っている人に落ち着ける空間を
STUilyは中高生の「やってみたい」を応援する場。
今回の Cafe Olu は、STUilyのシップスターミナルのオープン後初めて、中高生の「やってみたい」が形になるイベントです。
「普段家事や子育てに忙しい人や、勉強を頑張っている学生など、普段頑張っている人がほっと落ち着けるような空間を作りたいと思ったんです」
発起人のとひちゃんは、静かな、けれども熱のこもった声で言いました。
中高生をサポートしている西川さんが、後を続けます。
「普段物静かなとひちゃんが、突然熱い思いを口にしたので、えっ何それどういうこと?と話を聞いたんです。
僕たちサポートの大学生が手伝うのは、中高生の思いの言語化や、中高生の間の調整、大人との橋渡しなどです。こうしたらいいんじゃない、と押しつけるのではなく、こういうこと?と思いを可視化すること、中高生に寄り添うことを大事にしています。
じっくり聞いた結果、とひちゃんがしたいことを形にするならカフェがいいんじゃない?となりました」
教育を学び、学習塾でアルバイトをする西川さんは、中高生にとって頼れるお兄さん。自主性を尊重しながら寄り添ってくれる大学生や大人たちに支えられ、STUilyの中高生たちはしなやかに伸びていっています。
Cafe Oluはどんなカフェ?
12月23日のカフェルルには、中高生10人とサポート役の大学生2人の、合わせて12人が参加します。
シップスターミナルと iti SETOUCHI のシェアキッチンを使い、アフタヌーンティーをイメージしたセットを提供する予定です。
「カフェと名乗るからには、お客様に満足してもらえるクオリティのものを出したいんです。けれども、プロではない中高生の自分たちにできるものでなくてはならないとも思っていて。このバランスを取りながらメニューを決めました」と、とひちゃん。
気になるメニューは、こちらです。
【スイーツ】
・アップルパイ
・チーズケーキ
・フルーツワッフル
【飲み物】
・珈琲
・紅茶
・リンゴジュース
・オレンジジュース
「私が担当するのは、フルーツワッフルです。福山産の果物を使いたいので、福山市立大学の農業盛り上げサークルに協力をお願いしています。
アップルパイを担当するのは、筋トレとスイーツ作りが好きな高校1年生の男の子です。『僕、作りましょうか』と試作品を持ってきてくれた時点で、これは普通にお店で売れそう!とみんな絶賛してメニューに加えました」(とひちゃん)
中高生がそれぞれの個性と知恵を持ち寄り、周りの手を借りながら癒やしの空間を作ろうとしています。同じ年頃の子どもを持つ保護者としては、その様子にホロリとしてしまいました。
大事にしたい2つのこと
「大事にしようとしているのは、カフェに来たお客さんにくつろいでもらうこと。そして、みんなが全力で楽しむことです」と、とひちゃん。
「来てほしいお客さんとして最初にイメージしたのは、忙しいお母さんです。お子さんと一緒に来てもらえるように、ジュースも用意しました。
12月23日は楽しい時間だったと思ってもらえるようにしますので、ぜひ、いらしてください」
中高生が心を込めて開く1日だけのカフェ。行ってみたいと思います。