【藤枝市】小川国夫没後15年文学館企画展「小川国夫の日々〜随筆でたどる文学者の日々〜」が開催中!
藤枝市郷土博物館・文学館では小川国夫没後15年文学館企画展「小川国夫の日々〜随筆でたどる文学者の日々〜」が2023年4月8日〜5月28日に開催されています。
小川国夫は藤枝生まれ、藤枝育ちで、自らを「枝っ子(えだっこ)」と呼び、80歳の生涯を閉じるまで、藤枝で執筆活動を続けました。著作には「或る聖書」「試みの岸」「彼の故郷」などがあり、簡潔な文体で光と影の原初的光景の中に人間の行為を映し出した作品を発表し、内向の世代を代表する作家と見なされています。
展示内容
*小川国夫と故郷
小川国夫が生涯の大半を過ごした藤枝と大井川西岸域での日々を、原稿や随筆で振り返ります。
*小川国夫の旅
小川国夫は生涯で様々な場所を旅し、多くの作品を残していました。彼が旅した地を残された作品からたどってみましょう。
*小川漫画の世界
小川国夫は学生時代には画家を目指していたほど、絵を描くことをライフワークにしていました。小川の絵画はダークな雰囲気を持ちながらどこか酒脱な作風で「小川漫画」と呼ばれ、愛されています。今回は小川が描いた絵画を多数展示します。
*少年・小川国夫
小川は生まれてから23歳まで藤枝で暮らしました。少年・小川国夫の日々を貴重な資料から紹介します。
*小川国夫と文学者たち
小川は藤枝静男や志賀直哉などの当時の文学者と交流を持っていました。彼らとの関係を振り返ります。
関連イベント
*大井川ファンタジーの世界広住道夫展
2023年4月8日〜5月7日
小川国夫が愛した大井川流域を美しい水彩パステル画で描いた作品を約40点展示します。
*アンデス音楽体験会
5月4日10:00〜15:00
アンデス音楽のコンサートや楽器の体験、民族衣装を着ての記念写真を楽しめます。
*小川国夫と小泉八雲ー「夢」の源流としてー
5月6日14:00〜15:30
受講料:300円(中学生以下無料)
焼津市ゆかりの小泉八雲作品との出会いを通じて、小川文学の夢の魅力に迫ります。
*魂の俳人 村越化石の俳句鑑賞会
受講料:各回300円
生涯の村越化石と信仰があった講師とともに化石の俳句を鑑賞します。
第1回5月27日14:00〜15:30
第2回6月24日14:00〜15:30
第3回7月22日14:00〜15:30
同時開催:時をかけるドールハウス〜日本と西洋の小さな世界〜
特別展入館料:大人500円(団体400円)中学生以下無料(※企画展・常設展観覧料込み)
※藤まつり開催期間(4月15〜5月5日)は常設展無料に伴い大人300円(団体240円)に割引
「第40回 藤まつり」開催
藤枝市郷土博物館・文学館となりの蓮華寺池公園では2023年4月15日〜5月5日まで「第40回 藤まつり」が開催されています。小川国夫没後15年文学館企画展「小川国夫の日々〜随筆でたどる文学者の日々〜」をご覧になった後に、フジの花を見ながらお散歩をするのも良さそうです。
【イベント情報】
小川国夫没後15年文学館企画展「小川国夫の日々〜随筆でたどる文学者の日々〜」
場所:藤枝市郷土博物館・文学館
住所:静岡県藤枝市若王子500
電話:054-645-1100
開館時間:午前9時~午後5時 (月曜、祝日の翌日、年末年始を除く)