【春夏帽子フェア】歴史ある「アトリエ関」で作家がフィッティングをお手伝い。6/8まで開催(国立市)
国立市の歴史ある帽子アトリエ「Atelier Seki/アトリエ関」(旧:関民帽子アトリエ)にて、春夏帽子フェアを6月2日~8日まで開催しています。
歴史的な雰囲気のある外観に、一度通りかかると、ずっと気になっている人も多いと思います。かつて多くのお弟子さんを育てた帽子作家 関民さんのアトリエです。2010年に91歳でお亡くなりになった後は、お弟子さんたちがあとを引き継ぎ、季節にあわせてフェアを開催し、アトリエをオープンしています。
アトリエ内にズラリと展示された帽子たち。1つ1つが個性的で、ひとつとして同じものがありません。今年4月25日に放送されたテレビ朝日「じゅん散歩」でも紹介され、高田純次さんが個性的な帽子をかぶっていたのをご覧になった方も多いかもしれません。
参加作家は、井形圭子、北野凉美、小泉知子、小林捷江、更谷いづみ、田島優子、山下幸恵(敬称略)のみなさんです。期間中いずれかの作家が在廊し、帽子のフィッティングをお手伝いをしてくださいます。作家さんから直接アドバイスを受けられる貴重な機会です。
この日は、井形圭子さんと、更谷いづみさんが在廊していました。更谷さんは、「帽子作家 関民 Tami's Spirit -こころが動きだすヒント-」の著者でもあり、師匠である関民先生の言葉を1冊の本にまとめています。
いまを生きる女性たちに時代を超えエールを送っているかのような、関民先生が遺された言葉。私も感動と勇気をいただきました。この本に関しては、くにたちハッピースポット【連載】くにたち本まわり③ 十松弘樹 「帽子作家 関 民 Tami's Spirit -こころが動きだすヒントー」で詳しく紹介されていますので、ぜひご一読ください。
JR中央線国立駅南口を富士見通りへ。国立学園への交差点を曲がるとすぐにこの外観が目に入ります。アトリエは通常は不定休で営業しています。
また、アトリエの角を曲がった同じ敷地内に、関民さんのご主人の芸術家 関頑亭さんのアトリエを改装した「ギャラリー茶房 頑亭文庫」が6月1日にオープンしました。ぜひこちらも訪れてみてください。国立の文化芸術を彩った時代に生きたステキなご夫婦と、交流のあった方々の残された想いに触れることができる場所です。
Atelier Seki 春夏帽子フェア
日時:2023年6月2日(金)〜8日(木)10:00〜17:00
会場:Atelier Seki/アトリエ関(旧:関民帽子アトリエ)
住所:東京都国立市中2−2−1
TEL:042-574-1771
公式ホームページ
ギャラリー茶房 頑亭文庫