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【名古屋市西区】健康志向の新定番!手焼き煎餅と冷やし芋が楽しめる『和楽堂』

カイン758情報発信地域クリエイター(名古屋市)

名古屋市西区押切にある「和楽堂」は、1938年に創業した老舗の煎餅屋です。浄心駅から徒歩10分ほどの場所にあり、白を基調とした清潔感ある外観が目を引きます。ガラス張りの入り口は明るく、地域の方々にも評判が良く、気軽に立ち寄れる雰囲気です。店の前には、焼き芋用の壺も置かれており、伝統的な和の要素を感じさせます。

現在の3代目オーナーは、煎餅作りの伝統を守りながらも、新しい発想を取り入れてお店を運営しています。オーナーはボディビルの一種「フィジーク」の競技者でもあり、今年2024年2月にはアメリカの大会で優勝するなど、活躍の幅が広い人物です。煎餅屋としての顔に加えて、2007年にジムも開業しており、健康や栄養に対する深い知識と実践が、お店の商品ラインナップにも反映されています。特に2021年頃から販売を開始した「冷やし芋」は、トレーニング時の栄養補給を考えて生まれた商品で、現在では和楽堂の人気商品となっています。

店内は、シンプルで落ち着いた空間が広がっています。左側の壁にお煎餅が整然と並べられ、正面のレジ横には冷やし芋のショーケースが設置されています。中央には工場への扉があり、ここで手作りの煎餅が生産されている様子が伺えます。工場直結のお店ならではのフレッシュさがあり、出来たての商品をその場で購入できるのが魅力です。

和楽堂では、さまざまな種類のお煎餅が販売されており、ピーナッツやココナッツ、カシューナッツ、アーモンド、あられなどが入ったバラエティ豊かな商品が揃っています。筆者が今回購入したのは「栗煎餅」(税抜400円)と「そら豆煎餅」(税抜400円)。栗煎餅は、白あんを焼いて仕上げられており、口の中でふわっと広がる食感とコクのある甘さが特徴です。そら豆煎餅は、塩気の効いたそら豆と煎餅の生地の甘さが絶妙にマッチし、一度食べたらやみつきになる味わいです。

つぼ焼き芋(シルクスイート、紅はるかを使用)も、和楽堂を訪れる際にはぜひ試していただきたい一品です。ジューシーで甘さ控えめな冷やした「つぼ焼き芋」(税抜350円~)は、上品なスイーツのようで、食後のデザートにもぴったりです。焼き芋は店頭の壺で焼かれており、手軽に栄養を補給できるアイテムとして、オーナーのトレーニング時の減量中に着想を得て誕生しました。

和楽堂の手作り煎餅は、国内外で高く評価されています。日本では高島屋やマックスバリューにも商品を卸しており、特にマックスバリューでは、愛知県産の小麦を使った商品が地産地消コーナーに並びます。また、アメリカのカリフォルニアやニューヨークといった都市部のスーパーにも定期的に商品を輸出しており、海外でもその人気が広がっています。

筆者が訪れた際、店内の棚は一部隙間がありましたが、それは和楽堂が手焼きで一つ一つ丁寧に作られている証です。生産数に限りがあるため、予約が殺到する日は品薄になります。こうした職人技で作られた煎餅だからこそ、その価値が感じられます。

和楽堂は、地域密着型の老舗でありながら、世界へもその魅力を発信する実力派のお店です。オーナーの情熱と伝統の技術が詰まった煎餅と焼き芋は、一度食べたら忘れられない味わいです。名古屋にお越しの際は、ぜひ立ち寄ってみてください。美味しいお煎餅と冷やし芋、そして温かいおもてなしが待っています。

店名:和楽堂
住所:〒451-0063 愛知県名古屋市西区押切2丁目8−4
電話番号:052-531-3506
営業時間:9時00分~17時00分
定休日:日曜日・祝祭日
アクセス:鶴舞線 浄心駅 徒歩10分
駐車場:近隣コインパーキングをご利用下さい。
SNS:公式インスタグラム

758情報発信地域クリエイター(名古屋市)

名古屋で新たな発見をお届け! 2016年に名古屋へ引っ越してきて以来、この街の魅力を深掘りしています。まだまだ知られていないローカル情報がたくさん眠っている名古屋。その中で「気になるけど実際どうなんだろう?」と思うような場所や話題を積極的に取材し、発信しています! リクエストや「こんなところ取材してほしい!」といったご要望も大歓迎です。ぜひインスタのDMからお気軽にご連絡くださいね。

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