キレイと言われる『いつでも来客OKな家』の8個のチェックリスト
【片付け・収納の専門家】鈴木久美子です。
コロナ禍で来客がめっきり減り、それと同時に来客がないからと、どんどん片付ける気がなくなってしまった人も多いようです。片付けない習慣がついてしまうと、いざお客様が来るときも、どこから片付けていいのかわからない、という事になってしまいます。
今回は、いつでも来客OKな家の8個のポイントを、着手してほしい順番にお伝えします。
もちろん来客がなくても、時間があるときや、日々の家事の習慣にしてしまうと、家族も自分も快適な家になりますよ。
1.ダイニングテーブルの上は空っぽにする
当たり前といえば当たり前なんですが、まずはここからやってみて下さい。
普段の暮らしの中でもダイニングテーブルを空っぽにする習慣が、快適な暮らしを作るといっても過言ではないと思っています。
「ご飯を食べたら食器を下げる」
「子どもたちが宿題したら片付ける」
「郵便物をチェックしたら定位置にしまう」
など、ダイニングテーブルで行う作業はたくさんあると思いますが、なんでもやりっぱなしはNG。
サポートにご訪問しているご家庭では、ご飯が食べるスペースがなかったり、半分くらいは郵便物や書類が山盛りだったりしています。
空っぽにできたら、お花を少しでも飾ってみると、キレイをキープしたい、という気持ちもでてきますよ。
2.床に落ちている物や直置きしている物をなくす
次は、散らかって見えるポイントである、床に直置きしている物をどんどん退治していきましょう。
今、みなさんの家の床に落ちている物ってどんな物でしょうか?よく落ちている物と対策を簡単に書いていきますね!
◆脱ぎ散らかした服(洗うのか、洗濯済みなのか、一時置きなのか)
◆使いかけのバッグ類(クローゼットに戻す、フックにかけるなど)
◆子どものおもちゃ(ざっくり入れれる大きなボックスや、バスケットにどんどん入れる)
◆空き箱、段ボール(潔く捨てる!、捨てられない物はリビングではない場所で保管)
床に落ちてる物が1つもなければ、一気に片付いた家に近づきますよ!
3.キッチンカウンターの上の物を最小限にする
キッチンカウンターの上を空っぽにする!と言いたいところですが、なかなか空っぽにするのが難しい場所ですよね。
キッチンカウンターの上に、いろいろな物を無意識に定位置にされている方が多いです。
きちんと適正量を守って定位置にしているなら、キッチンカウンター上もOKだと思いますが、私がお片づけサポートにご訪問すると、こんなに置かなきゃダメ?と思うほど、たくさんの物がキッチンカウンターの上に乗っています。
【キッチンカウンターにありがちな物】
カギ、スマホ、充電コード、お財布、文具類、薬、サプリ、食べかけお菓子、パン、耳かき、爪切り、リモコン類、子どもや家族の写真、郵便物、プリント(かなり以前の物まで)
いかがでしょうか、思い当たる方はいませんか?
毎日キッチンカウンターの上にあった物を片付けるには、どこにしまえばいいか悩む方もいます。
まずは、しまえる物はしまう。どうしても出しておく必要があるなら、トレーやバスケットに、用途ごとにまとめて入れるなどしてみるとスッキリ見えますよ。
4.郵便物や紙物を片付ける
以前にも郵便物や紙物の整理の仕方をご紹介しました。紙類はどんどん増えてくるので、日々やっつけていく事が大切です。(過去記事はコチラ)
下駄箱上や、キッチンカウンター上は郵便物がたまりやすい場所です。自分の中で見慣れてしまっていても、客観的に見るとかなり散らかった印象になります。
いざ、今からお客様が来るという時は、1つのファイルボックスにとりあえずドサッといれてしましましょう。
5.リモコン類もしまう
テーブルの上、キッチンカウンターの上、テレビボードの上などに1つだけでなく、かなりたくさんのリモコンが出ている事をよくお見かけします。
出しっぱなしだとダメなの?と聞かれると、定位置を決めて、出して置いておくのもOKです。ただ、エアコンの使用時期でないエアコンリモコンや、1つしか使っていないのに、照明のリモコンが数個でていることも多いです。
リモコン類をしまうだけでお部屋がスッキリ見えてきますよ。
無理のない範囲で大丈夫なので、一旦、しまってみるのもおすすめです。
6.仕上げ1:拭き掃除
さて、ここからは仕上げの作業です。普段は、拭き掃除はあまりしない、という方も来客時には拭き掃除をしてみましょう。
雑巾を洗うのは面倒ですので、古布(古い肌着や靴下)で掃除をしていきます。
これは、あくまでも筆者流ですので、ちゃんとした雑巾やクロスでもちろんOKです!
まずは、家具の上から拭いていき、次は床。
床は、部屋の隅の方が汚れがたまっています。巾木の上もスーッと拭いていきましょう。
そのあとに、廊下、玄関の三和土(靴を脱ぐ場所)部分も念入りに拭き掃除して、古布は捨てちゃいます。
7.仕上げ2:香り
拭き掃除の後は、お部屋の香りにも気をつけましょう。日頃から香りに気を使っている方なら大丈夫かと思いますが、家にはそれぞれの臭いがついています。
玄関周りの消臭剤なども設置するのもおすすめですし、掃除の仕上げには、良い香りのルームスプレーをサーっとかけます。
香りは好みに分かれるので、香水タイプの香りより、自然由来のアロマタイプがおすすめです。
8.リビング全体の写真を撮る
ここまで、たどり着けたみなさんは、お片づけ上級者です。
ちなみに、上の画像は、実際の今日の私の家です。私はInstagramなどで発信していることもありますが、常に部屋を全体的に取る習慣があります。
SNSなんてやってない、という方も、ぜひ、お部屋を全体的に撮ってみて下さい。
自分の家を、客観的に見ることができ、「あれ?ここのバランスがおかしいな」、とか、「壁にペタペタ貼りすぎ?」とか、「電気コードがゴチャゴチャしているのが気になる」、など、気になるポイントが見えてきます!
ダイエット中に、体重計の乗って、数字で確認したり、実際に自分の全身を写真に撮って客観的に見ると効果的なのと似ています。
今回は、いつでも来客OKな家の8個のチェックリストをご紹介しました。
一気に全ては無理でも、1つずつ毎日の習慣に取り入れていくことで、気がつけば、いつもキレイで、来客OKな家になりますよ!