春の梅、秋の紅葉で名高いじゅんさい池緑地。夏真っ盛りの現在は池の周りを取り囲む木々の深い緑が鮮やかです。

秋の紅葉時のモミジの真っ赤姿は息をのむ美しさですが、この時期のさわやかな緑の葉もすがすがしく美しいと思います。

池を周遊する散歩道はその深い緑で直射日光が遮られて、風が吹くと実に心地の良い空間。そのじゅんさい池緑地の駐車場や入り口から見て奥には、自然観察ゾーンがあります。

大町の自然観察園とは規模も全く違いますが、こうやって自然保護も含めて人と自然が触れ合える空間づくりが随所にみられるところが市川市のいいところですね。

自然観察ゾーンはますます深い緑に覆われておりうっそうとした木々の中を分け入っていくような感覚で散歩することができます。

ゾーンの入り口には水生植物の案内板があります。その名の通り時期によってジュンサイ、オニバス、ショウブやカキツバタなどを観ることができます。そのモミジが連なる小径の脇にある池には蓮の花が咲いていました。

わずかではありますがどこに咲いていても、その幻想的な姿は見とれてしまいます。

濃い緑の空気を深呼吸しながらぐるりと1周。

実はコケ類があったり、コケに覆われたちょっと幻想的な梅の木があったり。

池に垂れるようにせり出す木々の枝がとてもここらしくて素敵です。

ゆっくり歩くとそんな発見がある「じゅんさい池緑地」の今は親子のお散歩がお勧め。

【じゅんさい池緑地】
住所：市川市中国分4-27