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札幌のアップルストアの初売りは「八甲田山」にみえた

神田敏晶ITジャーナリスト・ソーシャルメディアコンサルタント

KNNポール神田です!

2015年1月2日、日本全国各所で「初売り」が開始となり、「福袋」目当てにたくさんの人が訪れる。

人気ブランドともなれば、たくさんの人が駆けつける。

札幌のアップルストアは、まるで「八甲田山」のようです…!

ツイッター上のタイムラインの光景に思わず、アップルフリークでも絶句の光景の写真が飛び込んできた…。

札幌でのアップルストアの初売りに並ぶ行列
札幌でのアップルストアの初売りに並ぶ行列

https://twitter.com/misor_cross/status/550719632194027520/photo/1

「生と死をかけた戦いがここに」
「生と死をかけた戦いがここに」

https://twitter.com/gottyann5/status/550746101431558145/photo/1

https://twitter.com/hashtag/LuckyBag2015?src=hash

アップルストアの気温は、マイナス5度。そして、積雪は10センチに至っていたという。

いくら行列が風物詩となっているとはいえ、自然環境が厳しい地域での発売は、病人や死者を出すリスクだってありえる。初売りに徹夜で並ぶ人がおり、店側が差し入れを提供している時点で、この極寒での行列を容認していることとなる。

これは、体調を壊すおそれをなす行為を見て見ぬふりしているのと同じではないだろうか?

徹夜の人には、整理券を配布し、指定時間に来店して商品を確保するという措置で行列を防ぐことができるのではなかったのだろうか?もしくは徹夜しても意味がないような、購入抽選券を配り、並ぶ人も並ばない人も同条件ということによる権利の平等化にすることもできたはずだ。

現場にいたわけではないが、常識的に考えて積雪の中に、お客様を何時間も並ばせている時点で企業としての対応のまずさはないだろうか?

JR東京駅100周年SUICA同様、行列がニュースになるのではなく、企業の対応の悪さをアピールすることにもなりかねないのだ。

http://rocketnews24.com/2014/12/22/525064/

ITジャーナリスト・ソーシャルメディアコンサルタント

1961年神戸市生まれ。ワインのマーケティング業を経て、コンピュータ雑誌の出版とDTP普及に携わる。1995年よりビデオストリーミングによる個人放送「KandaNewsNetwork」を運営開始。世界全体を取材対象に駆け回る。ITに関わるSNS、経済、ファイナンスなども取材対象。早稲田大学大学院、関西大学総合情報学部、サイバー大学で非常勤講師を歴任。著書に『Web2.0でビジネスが変わる』『YouTube革命』『Twiter革命』『Web3.0型社会』等。2020年よりクアラルンプールから沖縄県やんばるへ移住。メディア出演、コンサル、取材、執筆、書評の依頼 などは0980-59-5058まで

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