【富士市】「核兵器廃絶平和宣言都市 富士市」知ってた? 被爆二世の樹木が米の宮公園で育っています!
8月6日は広島、9日は長崎に原爆が落とされた原爆の日です。
広島・長崎では、それぞれの日には原爆被災者の慰霊と世界平和を祈念する式典が行われます。
私たちの住む富士市でも戦争と平和についての展示会が毎年開催されています。
富士市が「核兵器廃絶平和宣言都市」であることを知っていますか?
戦争の惨禍をなくし世界の恒久平和を実現することは全人類の願いであり世界で初めての被爆体験を持つ日本国民の悲願である。しかしながら 核軍備拡大競争は依然として進み、平和に対する深刻な脅威と戦争の危険は後退していない。富士市は平和憲法のもとで平和で明るい生活を享受するため市民憲章を制定し市民の行動原理として培ってきている。富士市民は戦争をなくし真の平和を実現するための努力を明らかにし富士山のように広く 美しく高くたくましく正しく生きることを悠久の理想として非核三原則を遵守しすべての核兵器の廃絶を求めることを市民の総意とする平和都市をここに宣言する。
昭和60年11月19日 富士市
核兵器廃絶平和宣言後の活動はこちらをご覧ください。
近年は、ほぼ毎年8月には「ミニミニ原爆展」・「平和のための戦争展」が開催されています。
市内には「平和都市宣言塔・モニュメント」があります。
皆さんもよく見かけるかと思います。
見かけたら平和を願って建てられたモニュメントであることや富士市平和都市宣言を思いだしてください。
「平和のための富士戦争展」8月10日(木)10時~17時・11日(金)~15日(火)9時~17時
戦争の悲劇を語り継ごうと市民グループ「核兵器廃絶平和富士市民の会」が企画し、2023年で35回目になります。
戦争体験者から寄せられた資料、遺品などが展示されています。
「平和のための富士戦争展」と「中学生広島市派遣事業の活動報告」が展示されます。
写真は2022年の「第34回 平和のための富士戦争展 戦争をやめて!平和な世界を」の様子です。
市内の中学生の平和を願う作品の展示もありました。
富士宮市とウクライナの子供たちが平和を願い描いた「キッズゲルニカ」や「起き上がりこぼし」も展示されていました。
「ミニミニ原爆展」8月1日~15日 8時30分~17時15分 ※土曜日、日曜日、祝休日は除く
会場:富士市役所 2階市民ホール:富士市永田町1丁目10
原爆に関する資料や中学生広島市派遣事業の活動報告を展示しています。
米の宮公園にある「被爆二世」の樹木
米の宮公園にある「被爆二世の樹木」をご存じですか?
「被爆二世アオギリ」の親木は広島で被爆の惨禍に遭いました。富士市が核兵器廃絶平和宣言をしてから30年の節目を迎えたことを記念して「平和首長会議」から被爆二世アオギリの苗木をいただいて「ぐるん・ぱ よねのみや」の前に植樹しました。
「被爆二世クスノキ」の2本のクスノキの親は長崎県にある「被爆クスノキ」です。昭和20年、長崎に原爆が投下されたとき、親クスノキは爆風で枝や葉が落ち、真っ黒に焼き焦げ、幹には大きな裂け目ができました。「放射能を受けた土地に今後70年間は草木が生えない」とまで言われていましたが、しばらくして新芽を吹き返してよみがえりました。終戦後、懸命に生きる人々に希望を与えてくれました。平成13年8月9日、「長崎原爆の日」に長崎からいただいた苗木を平和への願いを込めて植樹しました。
「被爆二世アオギリ」と「被爆二世クスノキ」の樹木は今も元気に育っています。
米の宮公園に行ったら気にかけてくださいね。
平和についてあらためて考える時間を作ってみませんか?