【東大阪市】1つの古墳に2つの石室!「夫婦塚古墳」を観察してみた。
皆さんが住んでおられる地域に古墳はありますか?家の近くにそのような文化遺産があるだけで、土地の歴史を感じ、住んでいる場所のアピールポイントにもなりますよね。
今回は、東大阪市の住宅街にひっそりとでも、はっきり形が残っている古墳「夫婦塚古墳」をご紹介いたします。
石切神社の商店街から南へ進み、東石切公園周辺の住宅街を散策していると、なにやら石室らしきものを発見しました。もしかして古墳かな?と思い立ち寄って見物してみることに。
立ち寄ってみると、説明書きがありました。これは「夫婦塚古墳」と呼ばれるものだそうです。6世紀中頃に作られ、円形を2つ合わせた双円墳という少し変わった形をしているみたいです。
中を覗いてみると奥行きが深く、雰囲気がありますね。古墳の敷地内は柵があって入ることはできませんが、外からでもじっくり中の様子を観察することができました。
少し下ってみると、なんともう一個石室があるではありませんか!これは珍しい古墳ですね。円墳を2つ合わせてというこうとなので、石室も2箇所存在するということなのでしょう。
こちらの石室も中を観察することができます。奥の天井が空いているおかげで、はっきり中の様子が分かります。
この古墳は住宅街の中にあり、誰でも気軽に見学することができます。石切周辺にお出かけに来られた際は、ぜひ一度立ち寄ってみてください。珍しい形の古墳から、少しこの土地の歴史を感じることができますよ。
夫婦塚古墳
【住所】大阪府東大阪市東石切町5
【アクセス】近鉄奈良線「額田駅」より徒歩9分