【佐久市】「ルクセンブルク酒チャレンジ2024」最高賞の味の復活を!火災に負けるな古屋酒造店
先月「ルクセンブルク酒チャレンジ2024」にて最高賞「プラチナ賞」の受賞が報じられた佐久市塚原の古屋酒造店。残念なことに12月23日未明に失火により全焼(テレビ信州)。けが人はいなかった模様です。栄冠を手にした矢先の出来事に、日本酒関係者からは早くも支援の声もあがっています。ここでは古屋酒造店がつくる日本酒のコンテスト受賞歴や、火災後の具体的な支援の輪についてお知らせします。
古屋酒造店は明治24年(1891年)創業の老舗の酒蔵。「深山桜(みやまざくら)」「和和和(わわわ)」を主力商品としています。平成28年、平成30年、令和元年には独立行政法人 酒類総合研究所の「全国新酒鑑評会」で金賞を受賞。さらに今年11月、国際酒品評会「ルクセンブルク酒チャレンジ2024」において、「特別純米 和和和(わわわ)」が最高賞であるプラチナ賞を受賞(信濃毎日デジタル)しました。
先週地元FMさくだいらで放送された「青冴え サラリとした清流の如し 今月の極み一本」の中でも受賞した時の生き生きとした逸話が語られ、これからという時に今回の火災は蔵元や関係者の方にとって大変残念な出来事だったと思います。
私も「和和和(わわわ)」は大好きなお酒のひとつ。14日に塚原の赤岩辨財天に願掛けの取材をした際に、古屋酒造店に酒林が吊るされていないか店頭の側の写真を撮って間もないこともあり、ちょっと人ごととは思えません。
また、正月に向けて能登地震を振り返る災害報道も多くなってきましたが、火事は誰にでも、どこででも起きるものだと改めて感じさせられました。
代表銘柄「深山桜(みやまざくら)」の名前の由来は
あれを見よ 深山の桜咲きにけり 真心つくせ 人知らずとも
このような歌から名づけられたと蔵元のHPに記されています。
そして「和和和(わわわ)」の後ろのラベルを見ると
和(わ)の心で 和(やわ)らぎ 和(なご)んでほしい
といった言葉が書かれています。
関係者が和(なご)む時間を手にするには長い道のりがあるとは思いますが、是非もう一度酒造りの場を得て日本酒ファンを和ませる側に立ち、そして自身のお酒で和めるようになってほしい、そんな時が来ることを切に待ちたいと思います。
古屋酒造店支援の動き
長野県酒造組合は12月25日、お見舞金口座開設を発表しました。
見舞金振込口座については 長野県酒造組合HP こちら よりご確認ください。
古屋酒造店基本情報
(株)古屋酒造店
住所:佐久市塚原411