「ホワイトインテリア=白い家具」という単純な図式はヤバい…【インテリアコーディネーター監修】
真っ白いホワイトインテリアのお部屋。
とても清潔感があって広々していて、オシャレですよね!
でもホワイトインテリアって
「白い家具を集めればOKだから簡単でしょ!」
と思われがちなんですけど、実はそんなに簡単ではありません。
白い家具を何となく集めると、そこに待っているのはオシャレなお部屋ではなく「殺風景なお部屋」…
なんせ白ばかりですから…
そこで今回は、ホワイトインテリアを上手く作るコツを紹介していきます!
・白いお部屋が好きだから、ホワイトインテリアにしたい!
と意気込んでいる方や
・なんかパッとしたホワイトインテリアにならない…
と悩んでいる方にピッタリなので、ぜひ参考にしてくださいね!
ホワイトインテリアで気を付けるべき2つのポイント
ではホワイトインテリアではどのような点に気を付ければいいのかというと、それは色と素材になります。
いくらホワイトインテリアと言えども、すべて白というわけにはいきませんよね。
必ず別の色も入ってきますし、むしろバランスよく別の色を上手く使えるかで、見栄えにも大きな差が出ます。
そしてもう一つは素材です。
白という同じ色だとしても、素材が違えば雰囲気も違いますよね。
素材を偏らせないことで、色は揃っていても殺風景になりにくくなります。
この二つの点をもう少し具体的に見ていきますね。
ホワイトインテリアに似合う色
ホワイトインテリアでは白を基調にするのが当たり前ですけど、他に馴染みのいい色の代表が「グレー」。
グレーを上手く使うことで、白ばかりの殺風景な印象が緩和されますね。
ただ一口にグレーと言っても、実は白と黒の間には無数のグレーが存在します。
なので
・明るいグレー、淡いグレー
・暗いグレー、濃いグレー
という2種類に分けてイメージするのがいいですね!
また、よくインテリアではアクセントカラーを取り入れようと言われますけど、ホワイトインテリアでは必ずしもアクセントカラーは使わなくても大丈夫です。
アクセントカラーは全体がボヤッとしたような、間延びしたような印象にならないように取り入れるものですが、ホワイトインテリアは別にボヤッとした雰囲気でいいんですよ!
もちろん取り入れてもいいです。
取り入れるならパステル系の色だと雰囲気が壊れにくいですね!
素材を偏らせない!
次に気を付けたいのが素材。
「白い家具」という点に気を付けるあまり、素材に意識がいかないのはよくあることですよね。
気付けば白いウッド家具ばかりになり、バランスが悪くなってしまった…となりがちです。
家具にはいろんな素材がありますけど、ホワイトインテリアに取り入れやすいのは
- スチール
- ファブリック
- ガラス
- コンクリート
- 陶器
- 大理石
- レザー
辺りでしょうか。
例えばスチールだと、色の相性もいいグレー系の色を取り入れることができますよね。
ガラスはほのかに緑がかっていますし、ファブリックなら白とグレーなどが混在していて偏りが出にくいですよね。
あとは陶器の鉢を使ったり、コンクリート調・大理石調の家具を使うのもおすすめです。
とにかく「素材は木・表面は木目なし」という家具で揃えないこと。
お部屋全体がホワイトになればOKというイメージを持つのが大事ですね!
色・素材の具体例
↑ 例えばこちらのダイニングセットは、木とスチールです。
白とグレー、木とスチールという感じで、偏りが出にくくなります。
↑ こちらはテレビ台が木とガラスとスチール、収納棚は木とコンクリート。
コンクリートは本物じゃなくても「風」なら見た目的には問題ありません。
↑ ホワイトレザーのソファに、ファブリック素材のラグ。
特にファブリック素材は色が豊富なので、ウッド家具で取り入れにくいグレーを使うようにすると、バランスがとりやすくなります。
まとめ
ホワイトインテリアはバランスに気を付けないと、ただ単に「殺風景なお部屋」になるので、その辺のバランスには特に要注意ですね!
↑ 動画では実際の賃貸部屋をベースに、ホワイトインテリアの作り方を紹介しています!
また、失敗して殺風景に見えるお部屋も合わせて紹介しているので、ぜひご覧になってくださいね!