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【東広島市】明日、いよいよ安芸津の三津祇園祭が開催です!

中本祥二ライター(東広島市・三原市)

先般5月30日に記事でお伝えしました、大学生さんによる安芸津の三津祇園祭のメンバー募集。その後申し込みが相次ぎ、めでたく定員に達しました。申し込みされたメンバーは32人。東広島市に限らず熊野町、尾道市そして愛知県と多くの地域からやって来て、高校生・大学生・社会人と幅広い年代で構成されています。

今月6日(土)17時に広島大学東広島キャンパスの「スペイン広場」で、申し込みのメンバーと安芸津町のお祭り主催者による合同の練習会が1時間程度行われまして、私中本は取材させていただきました。

お祭りの主催者の代表の住井さん(65歳、写真中央の男性)が終始声を張り上げ、でも「いい形ができた」と褒めつつ、メンバーに指導していました。頻繁に笑顔がこぼれる等、和やかなムードでした。

住井さんは「本番では大勢の見学客に見られるから、アドレナリンが出て、やる気になるよ」と強調されていました。その通りに、見学客も参加者も共に楽しめるお祭りになりそうです。

参加者の一人、広島大大学院生(インド文学専攻)の女性は北陸の富山県出身。「お祭りに参加することで、富山と違う地域の空気を感じることができるから楽しみです」とのことでした。

他にも他県出身の大学生が楽しそうにしていました。「東広島の人は優しい」と褒められると、20年近く住む私は嬉しくなってしまいます。

お祭りを通じて東広島の地域社会に溶け込める嬉しさを感じている若者メンバーだけでなく、住井さん等安芸津町の人々も「新しい参加者がいることでお祭りが活性化する」と非常に嬉しそうです。地方の過疎化・少子化とそれによる祭りの担い手不足は全国的な課題ですが、大学生が発起して新しい参加者を招く。一つの解決モデルであるように思います。

(了)

文・写真 中本祥二

三津祇園祭

開催日時:7月14日(日)14:00~18:30
会場(出発会場):蓮光寺門信徒会館(広島県東広島市安芸津町三津3588)
お問い合わせ先メールアドレス:catku610@gmail.com(片桐様)

ライター(東広島市・三原市)

東広島市に居住しております。フリーライター、「芸備線ディスティネーション協会」会長、小売店アルバイト店員。日本経済新聞コラム「私見卓見」や無印良品Webマガジンに寄稿致しました。東広島・三原の良いお話を発信してまいります。※日経新聞以外に以下新聞の投稿欄に掲載いただけました。中国新聞、北海道新聞、徳島新聞、熊本日日新聞、人吉新聞 ※安芸太田町のNPO法人賛助会員・島根県邑南町の地域おこし団体会員・世羅町と長野県の広島東洋カープファンサークル会員。

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