【御殿場市】御殿場・富士宮市民なら親しみのある宝永山~霊峰富士の鼓動を間近で感じられる宝永山登山~
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/watanabemasaki/article/00237623/top_1652674608188.jpeg?exp=10800)
富士山の開山期間はマイカー規制が行われる富士山スカイライン。規制が始まると5合目に行くのには水ヶ塚よりシャトルバスを利用しなくてはなりません。
宝永山遊歩道のハイキングは、開山期間の富士登山客で混雑する時期を避けて楽しむ事ができる事をご存じでしょうか?
![笹場からの富士山。麓付近右に見えるのが宝永山です。](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/watanabemasaki/article/00237623/internal_1652674671020.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
富士山五合目の標高は2,380m。宝永山の標高は2,693m。五合目から宝永山の標高差は実は313mほど。なので富士登山にチャレンジしたいけど、体力に自信がない方にお勧めのコースなんです。とはいっても富士山の山肌を歩くわけですから、寒さ対策、砂に足を取られやすいので、トレッキングシューズで行くのが良いかと思います。宝永遊歩道の登山期間は、5月上旬頃から11月中旬頃までです。
富士山近くに住んでいれば、ご存じかと思いますが、ここで宝永山の簡単な説明をしたいと思います。
富士宮市側から富士山を見上げると、裾野の右側にまるで親子にも見える小さな山があります。この小さな山が宝永山です。
1707年11月23日、江戸時代(宝永)に富士山の南東側の斜面で起きた噴火でできたのが宝永山であり、宝永の大噴火以降富士山は噴火していないので、宝永山が富士山の最新の側火山なのです。
宝永に起こった噴火でできた山だから宝永山。覚えやすいですよね。
![五合目宝永山入口にある案内図](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/watanabemasaki/article/00237623/internal_1652674753341.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
六合目のルートは冬季閉鎖中なので、富士宮口五合目駐車場の東端から登山する富士山自然休養林のルートを使用します。
![樹林帯](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/watanabemasaki/article/00237623/internal_1652674822128.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
宝永山入口の看板。樹林帯を進みます。
![宝永第二火口縁](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/watanabemasaki/article/00237623/internal_1652674844665.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
五合目から約40分。少し下った場所に宝永第二火口縁があります。
![宝永第一火口](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/watanabemasaki/article/00237623/internal_1652674894388.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
宝永第二火口縁から15分ほど登り返した場所に宝永第一火口に到着。
![解読不明の看板](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/watanabemasaki/article/00237623/internal_1652674925593.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
看板がありましたが何年も風に舞った石などにさらされていたせいか、読み取りできなくなっていました。
![白く残った登山道の雪](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/watanabemasaki/article/00237623/internal_1652675029724.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
登山道で角度が違うからか、登山者で踏み固められているからか、山肌に雪が残っています。
![山中湖](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/watanabemasaki/article/00237623/internal_1652675108835.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
宝永山頂からの景色は圧巻!ところどころにまだ雪が残っていました。
南に駿河湾、北東に山中湖、(芦ノ湖だと思っていたのですが、山中湖はクジラの形なんだと山が趣味の同級生が教えてくれました)南東に箱根外輪山、そして北西には富士山頂が間近に見えます!
![富士山頂が目の前!](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/watanabemasaki/article/00237623/internal_1652675149824.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
この場所からしか眺めることができない景色。
眼下に浮かぶ雲。火口越しに見る迫力ある富士山!
間近で富士山の鼓動を感じると、自分にまで活力がみなぎってくるような気がしました。
宝永山
所在:静岡県御殿場市印野
今回の登山ルート:富士山自然休養林⇒宝永第二火口縁⇒宝永第一火口縁⇒宝永山頂