北は雪、南は台風…11月初の"4つ子"台風、日本に影響あるのはどれ?:気象予報士解説
12日は本州付近では広く晴れますが、北日本では午後、雨や雪が降り出すところがあるでしょう。また南西諸島も局地的に雷雨になりそうです。
一方、日本の南では12日3時に台風25号が発生し、11月に4つも台風があるという珍しい状態に…。
海面水温が平年より高い中、どの台風が日本に影響を与えそうか、今後の見通しも含めて気象予報士が解説します。
12日は北と南で天気崩れる
12日は、本州付近は高気圧に覆われ、晴れるところが多いでしょう。
北日本では低気圧や前線が近づくため、北海道では昼過ぎから雨や雪が降り出す見通し。日中のうちは平地で雨、山で雪ですが、夜になると道北中心に平地でも雪に変わるところが出てきそうです。
また夜までには東北北部や山形でも雨となり、北海道・東北ともに、雷を伴うおそれがあります。
沖縄でもところどころ雷雨となるでしょう。
"4つ子"台風、日本への影響は
南の海上では11月に台風が同時に4つ存在するという、統計史上初のことが起きていますが、このうち台風22号・23号・24号は日本に近づくことなさそうです。
一方、新たに発生した台風25号は、今後発達しながら16日(土)以降、沖縄に近づく見通し。まだ予報円がかなり大きく、予報に幅があるため、最新の情報を使うようにしてください。
七五三の週末は広く雨、北海道に強い寒気
次に広く雨が降るのは15日(金)頃で、15日は雑節である「七五三」の暦ですが、土日にかけて天気がぐずつくところがあるでしょう。
また北海道には17日(日)頃から今シーズン一番の強い寒気が流れ込む可能性があり、北日本では季節が前進しそうです。
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