セブンイレブンでチェキ風写真が簡単に印刷できる!59円でとっても楽しめたよ
いまチェキがブーム!しかし品薄で価格高騰…
いま若い世代を中心にチェキブームが来ていることをご存じでしょうか。チェキは富士フイルムのインスタントカメラシリーズ「INSTAX」(インスタックス)の通称です。撮ったその場で写真のプリントを楽しめます。
シリーズの登場は1998年。一時期はデジカメの普及によって売り上げを落としますが、2007年頃からかわいい見た目が好評を博して売り上げを伸ばしました。その後コロナ禍を経て再ブームが到来。2022年に過去最高の売り上げを記録し、富士フイルムは今後も売り上げを伸ばしていく見通しです。
参考:富士フイルム、チェキの売上高1500億円に 来期 - 日本経済新聞
カメラの種類も続々と増えていて、昔ながらのアナログタイプに加え、デジタルと融合したハイブリッドタイプや、撮影に特化した手のひらサイズカメラなどがあります。ハイブリッドタイプの「instax mini Evo」は現在のデジタルカメラ市場のなかで最も売れている製品です。
参考:2024年1月に最も売れたカメラとその2023年販売実績 BCNランキング
チェキの人気の理由は、若年層からの強い支持にあります。スマホで写真データをやりとりするのが当たり前の若い世代にとって、フィルム印刷は新鮮で特別な体験として受け止められました。プリントした写真を飾ったり、人にあげたり、アナログな楽しみ方がいまの若い人々に広がっています。
手軽に写真のプリントを楽しめることが人気のチェキですが、近年はその人気さゆえにあまり気軽には楽しめなくなりつつあります。チェキで使用するフィルムの品薄とその価格の高騰が原因です。
コロナ禍の緩和とともに世のイベントシーンが増えてチェキの需要も高まっています。一方で生産体制はその需要に対応しきれておらず供給が追いついていません。また、富士フイルムは2023年6月にINSTAX(チェキ)製品用のフィルムの価格を値上げしました。部材・原材料価格、輸送コスト等の高騰が原因とアナウンスしています。
参考:写真フィルム・INSTAX“チェキ”一部製品の国内価格改定のお知らせ | 富士フイルムイメージングシステムズ株式会社
品薄でなかなか手に入らない状態なので、フィルムの定価の販売はほぼ売り切れ。ネット通販の価格も高騰している状況です。
チェキっぽい印刷が59円で誰でもできる
フィルムが品薄な現状ですが、実は誰でも気軽にチェキのような写真印刷を楽しむ方法があります。それは富士フイルムの「ハーフサイズプリント」です。チェキのようなフィルムライクな印刷ができるうえに、誰でも簡単に低コストで利用できるのが大きな魅力です。
「ハーフサイズプリント」をおすすめする理由をまとめると次の通り。
- チェキのミニサイズに近くてかわいい!
- 一枚59円と安い!
- 一枚から送料無料!(コンビニや専門店で受け取り)
- 富士フイルムのプリントなので印刷品質も安心!
ハーフサイズプリントはL判の半分のサイズです。89mm×63mmで、トレーディングカードと同じくらいの大きさです。チェキは85mm×54mmです(instax miniサイズ)。
チェキのように手のひらに収まるくらい小さいのが特徴です。写真はスマホやカメラに入っているデジタルデータを利用できます。かわいいサイズの印刷を楽しみたい人にぜひ試してもらいたいサービスです。
参考:ハーフサイズプリント | FUJIFILMプリント&ギフト | 富士フイルムの公式ストア
実際に注文してみた!
筆者も実際にハーフサイズプリントサービスを利用してみました。
ハーフサイズプリントの注文方法は富士フイルムの公式ストアや町の写真専門店などいくつかあるのですが、わたしはセブンイレブンのオンラインフォトサービスを使いました。セブンイレブンと富士フイルムが共同で行っているネットプリントサービスです。セブンイレブンのある所なら全国どこでも利用できて、送料もかからないので地方の人でも安心です。
まずはセブンイレブンオンラインフォトサービスのウェブサイトにアクセスして注文したい種類のプリントを選びます。今回は「ハーフサイズプリント」です。
紙の種類は「光沢」か「マット」かを選ぶことができます。またフチ加工もフチの「あり」、「なし」、そして「下フチ」から選択可能です。
おすすめは「光沢紙」で「下フチ」。チェキのミニフィルムのような仕上がりになります。
次に印刷したい写真をスマホやPCから選んでアップロードします。
アップした写真はトリミングしたり、回転させたりできます。
プリント用に写真の明るさや色を補正する機能もあります。
初期状態では自動補正がかけられています。富士フイルムの自動補正はなかなか優秀で雰囲気よく仕上がるのでおすすめです。
そして写真を受け取る場所を指定します。全国のセブンイレブンで受け取り可能なので、都合の良いお店を指定しましょう。
注文から6日ほどで写真ができあがって受け取れるようになります。メールで通知が来るので、コンビニでそのメールを見せるとその場で料金を支払って写真を受け取れます。コンビニなので決済方法は多様なものに対応していますし、たとえ写真一枚からでも送料がかからないので非常に便利です。
小さなサイズに写真を印刷してもらう楽しさを発見
さっそく印刷してもらった写真を見てみました。
ハーフサイズプリントのサービスを実際に利用してみて思ったのですが、「時間が経ってから印刷された写真を受け取る」という体験がまずとても楽しいです。プリントしてもらった写真の多くは数か月から1年くらいまえに撮影したもので、プリントを発注してから受け取りまではおよそ1週間ほどの時間がかかっています。子どもの頃に学校の修学旅行などの写真を注文して受け取ったときのことを思い出してワクワクしました。
手のひらサイズの写真は大きな写真とはまたちがった魅力を感じました。自分が見慣れているA4やL判といったスタンダードなサイズと比べてずっと小さく特別な印象を受けます。身近に携えておきたくなるようなサイズ感で愛着がわきます。
実際チェキを撮る人たちの多くはプリントした写真を身近に飾っておいたり、スマホケースや筆箱に入れて持ち歩いたりして楽しんでいるようです。
写真の余白の部分に手書きのメッセージを残せるのも楽しいポイントです。
何気ない日常を切り取った1枚1枚の写真と、手書きの思い出の一言。手帳に挟んだり、アルバムに綴じても楽しいですね。
メッセージを書き込めるのでプレゼントにもぴったりです。これからの春の季節は卒入学式や会社の人事異動など、贈り物を渡す機会も多くなります。色紙に何枚もの写真を貼って寄せ書きのようにするのも良いかもしれません。結婚式のウェルカムスペースの飾りつけにも向いていますね。
フォトスタンドやアルバムなどチェキを飾るための商品はとてもたくさんあります。昨今の推し活ブームでアイドルのチェキ写真が流行しているので、100円均一のショップには特設のコーナーもあるくらいです。
ハーフサイズの場合は、チェキと比べてすこしだけ大きいのでサイズにはご注意ください。例えばスリーブはチェキ用のものよりトレーディングカード用のものがぴったり合うと思います。
個人的に気に入っているのはこちらのアクリルのフォトフレーム。厚みのあるアクリルで透明感がきれいです。インテリアとしてとてもおすすめです。
ブログに紹介しました → 透明感がきれい!写真を挟んで飾れるアクリルフォトフレームを買ったよ | 神戸ファインダー
チェキやハーフサイズならコンパクトなサイズなので、デスクの上などにそこまでスペースがなくても飾りやすいです。小さいからこそ置いておきやすく、持ち歩きやすいのがこのプリントの大きな魅力です。ぜひ試してみてください。
※本記事で紹介したハーフサイズプリントのサービス内容と価格は記事執筆時点の情報で、今後変更になる可能性があります。
関連記事:チェキが品薄なので代用できるサービスを試してみた!富士フイルムの「ハーフサイズプリント」レビュー | 神戸ファインダー