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初日の出の撮影で失敗しないためのカメラの設定とアイデア【撮影のコツ解説】

Akiくらしフォトグラファー / ブロガー

もうまもなく新年です!元旦には初詣に出かけて初日の出を見にいく予定のかたも多いのではないでしょうか。本記事ではカメラで初日の出を撮るときのポイントを紹介します。しっかり予習してぜひ素敵な写真で思い出を記録しましょう。

日の出の時間を確認しよう

まず大事なのは、日の出の時間を確認して間に合うように家を出ることです。日の出の時刻は場所や季節によって異なります。元日の初日の出はだいたい7時前後で、東日本のほうが早く西日本のほうが遅い傾向にあります。

初日の出の時刻

  • 札幌 7:06
  • 仙台 6:53
  • 東京 6:51
  • 名古屋 7:01
  • 大阪 7:05
  • 神戸 7:06
  • 広島 7:17
  • 福岡 7:23
  • 那覇 7:17

参考:初日の出情報【2025年】日の出時間がわかる - ウェザーニュース

初日の出の時間に余裕を持って見に行くことをおすすめします。できれば日の出の時刻の30分以上前には日の出が見える場所に着いていると良いと思います。なぜなら日の出の前の時間は「マジックアワー」と呼ばれる時間で、空がとても美しいからです。

夜明け前は空が青くなって、だんだんと水平線のあたりが赤く染まってきます。この日の出前の時間の風景が素晴らしいので、せっかく初日の出を見に行くのであればぜひその景色を見てほしいです。

日の出前の青い空。「ブルーアワー」とも呼ばれる時間です。
日の出前の青い空。「ブルーアワー」とも呼ばれる時間です。

初日の出を見る場合は、寒いなか外で待つことになりがちなので、防寒対策もしっかりしておくことをおすすめします。実際に日の出が見えるのは予定時刻よりも遅くなることが多いです。なぜなら建物や雲に隠れて太陽がなかなか見えないことがあるからです。

太陽が雲に隠れて予定時刻には見られないことも多いです。
太陽が雲に隠れて予定時刻には見られないことも多いです。

日の出の予定時刻から20分、30分くらい待たないと太陽が見れないこともあるので、ぜひ暖かい服装で出かけてください。

早朝の朝に出かけるのは大変ですが、初日の出の美しさは特別で来て良かったと思えます。
早朝の朝に出かけるのは大変ですが、初日の出の美しさは特別で来て良かったと思えます。

太陽の位置を事前に確認

初日の出を見るならやはり展望の開けた場所がおすすめです。山の上や高い建物、海辺などが定番です。

そしてさらに具体的に太陽がのぼる場所を確認しておくと良いです。初日の出の場合、太陽がのぼるのは真東ではなく、やや南よりの東です。
展望スポットであれば、グーグルマップでその場所を確認すれば初日の出の写真を投稿してくれている人がいるので、太陽の位置を確認できます。あるいはSNSやブログなどに記録してくれている人もいるので、そういった情報を参考にすると良いでしょう。

筆者も初日の出を見に行った際は、ブログに写真とともに記録しています。本記事の最後にリンクを掲載しておくので、神戸近郊など関西圏にお住まいの方は参考にしてください。

きれいに撮るコツと撮影のアイデア

暗めに撮って色を濃く写そう

日の出を撮る際は明るさの設定をすこし暗めにすることをおすすめします。わたしは露出補正を1段マイナスにして撮ることが多いです。すこし暗めに撮ると空の鮮やかさが際立ちます。

暗めに撮ると空の色が濃く記録されます。
暗めに撮ると空の色が濃く記録されます。

部分的に黒つぶれするところも出てくるかもしれませんが、日の出撮影の場合、空や太陽の光の明るい部分の色がきちんと記録されることを優先したほうが良いと思います。

日の出の光が白飛びしないように露出アンダーで撮るのがおすすめ。
日の出の光が白飛びしないように露出アンダーで撮るのがおすすめ。

逆光のシルエットを撮ってみよう

単純に日の光だけを撮るのではなく、まわりの風景を入れた構図にすることもおすすめです。初日の出を見に来た人たちのシルエットを撮るとおしゃれな雰囲気に仕上がります。

初日の出と日の出を見に来た人たち。
初日の出と日の出を見に来た人たち。

ホワイトバランスで青やオレンジを強調しよう

またホワイトバランスで色を調整することもおすすめです。ホワイトバランスで「蛍光灯」を選べば青色が強調されます。「太陽光」を選べばより自然な色になってオレンジ色の空をきちんと表現したいときにおすすめです。

写真左がWB「蛍光灯」、写真右がWB「太陽光」
写真左がWB「蛍光灯」、写真右がWB「太陽光」

例えば夜明け前のブルーアワーで空が青いときは、ホワイトバランスを「蛍光灯」に設定すると青が際立って記録されます。

写真左がWB「蛍光灯」、写真右がWB「太陽光」
写真左がWB「蛍光灯」、写真右がWB「太陽光」

太陽が見えてきたときの強烈なオレンジ色を印象的に記録したいなら、ホワイトバランスを「太陽光」や「くもり」にすると良いでしょう。

初日の出はとても美しいので、早起きして出かける価値があります。ぜひカメラを持ってお出かけしてみてください!

関連ブログ:

初日の出・朝日の撮影方法と上手に撮るコツ

2017年の初日の出【神戸ポートタワー】

2018年の初日の出【神戸ハーバーランド・モザイク】

2020年の初日の出【神戸布引ハーブ園】

2022年の初日の出【保久良神社】

2023年の初日の出【神戸メリケンパーク】

2024年の初日の出【西宮大橋】

動画でも初日の出の撮り方を解説しています。

くらしフォトグラファー / ブロガー

日常の何気ないシーンや家族と過ごす生活の写真を撮る "くらしフォトグラファー"。特別ではない平凡な毎日を撮ることの魅力や価値を発信しているほか、お気に入りの撮影スポットを紹介しています。 ブログやYouTubeなど各種メディアでは自分の使っているガジェット情報を発信。得意分野はカメラ・スマホ・パソコン・バッグ類など。明日から使える写真撮影のコツや、あると生活が便利になるアイテムなどを分かりやすく紹介しています。 神戸ファインダー / ピークデザインのある暮らし / シタタカライフ など複数のウェブサイトを運営。1989年生まれ / 兵庫県神戸市育ち

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