釣った魚に「寄生虫」を発見!←食べてみた衝撃の結果
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釣りは釣った魚を持ち帰って食べることも楽しみの一つなので、持ち帰った魚をどうやって食べようか考えるのは非常にワクワクするもの。
ですが実は稀に、家に魚を持ち帰ってみると気分がどん底に落ち込むような出来事が待ち受けていることも…。
そこで今回は、筆者が魚を持ち帰った際に経験したショッキングな出来事について所為迂回します。
※本記事では寄生虫の画像が登場します。苦手な方はご注意ください。
釣った魚に得体の知れないものが…
筆者は先日、知人と一緒に海釣りに行き、タチウオを釣って持ち帰ることに。
タチウオといえば食べても非常に美味しいことで評判なので、筆者もどのように調理して食べようか楽しみにして下処理をしようとすると、タチウオの体に見慣れないものが。
これは何だろうと近くで見てみると
「寄生虫…!?」
そう、釣って持ち帰ってきたタチウオのヒレにはなんと寄生虫がついていたのです。
寄生虫と聞くとなんだか気持ち悪いイメージがあるので、この時点で気分はどん底。
果たして寄生虫がついた魚は食べても良いのか、取り外せば食べても良いのかと気になったので、とりあえず寄生虫を魚から外そうとすると
寄生虫はがっちりと魚のヒレにしがみついて、力を加えてもなかなか離れません。
グッと力を入れると外れたので観察してみると
なんだかダンゴムシやフナムシにそっくりな姿をしています。
それもそのはず、実はこちらの寄生虫は調べてみると「ウオノコバン」という名前の生物らしく、どうやらダンゴムシなどと同じく等脚目に属している生き物なのです。
ただいくらダンゴムシの仲間と言われても、魚にしがみついて体液を吸っていると聞くと、やはり不気味なイメージがありますね。
ちなみに調べてみるとウオノコバンは人間には無害のようで、寄生した魚を食べても人間い害はないとのことですが、魚が栄養を吸われているということもあり味は寄生されていない魚に劣る可能性があるとのことでした。
ここで筆者が気になったのは「ウオノコバンは人体に無害である」というところ。
しかも調査を続けていると「ウオノコバン 食べる」といった検索候補が表示され、どうやら”ウオノコバンは食べられる”ようなのです。
「寄生虫を食べる」と聞くととても不気味で気持ち悪いイメージがあり抵抗がありましたが、味も美味しいとのことなので、実際に試してみることにしました。
ウオノコバンを調理してみた
それでは実際にタチウオのヒレに寄生していたウオノコバンを調理して食べてみたいと思います。
ウオノコバンの素揚げのレシピ
ウオノコバン…1匹
サラダ油…少々
塩…少々
まずはフライパンに油をひきます。
続いてウオノコバンを熱したフライパンに入れて加熱します。
色が変わるくらい加熱すれば完成です。
実際に食べてみた
完成したウオノコバンの素揚げはこちら。
全体的に白っぽくなり色が変わったものの、エビやカニのように鮮やかなオレンジに変わることがないので、ぱっと見は美味しそうには見えません。
本当に寄生虫が食べられるのか、恐る恐る口に運んでみると
ふむ、食感はサクサクとしてエビの殻を揚げた時のような香ばしさを感じる…と思っていると、中心部分からエビのようなジューシーでしっかりとした味わいが。
ほんのりエビの風味を感じるだけだと予想していたところに、これは予想外のおいしさ。
ウオノコバンを10匹くらいまとめて揚げれば、パラっと塩を振っていい酒のツマミになりそうな気さえします。
寄生虫というイメージが先行して危うく捨てるところでしたが、これはいい意味で期待を裏切られました。
また調べてみるとウオノコバンはウオノエ科の生き物ということで、タチウオの他にも様々な種類の魚に寄生している仲間がいるとのことでした。
今回は釣った魚に付着していた寄生虫、ウオノコバンについて紹介しました。
魚に寄生する生き物ということで気持ち悪いイメージがありますが、ウオノコバンに寄生された魚を食べても人間に害はなく、ウオノコバン自体も美味しいので、もしウオノコバンが付着した魚を持ち帰った時にはぜひ参考にしてみてください。