【川崎市幸区】若手料理人によるフレッシュなホテルのディナーコースが登場!「8つの光」きらめく
ホテルメトロポリタン川崎で、11月9日から若手料理人チームによるディナーコースが始まっています!!
その名も「Huit Lumiere ユイット ルミエール(フランス語で8つの光)」
一足先に、こちらのディナーコースをいただく機会がありましたので、ご紹介させていただきます。
若手チームを育てたい
メディア向けに開いていただいた試食会では、支配人の金田文典さんからご挨拶が。
コロナ禍真っ只中となった開業から、1年が経ちました。本当に大変な時期だったと思いますが、その間にも宮崎フェアや、サマーミューザとコラボしたブッフェ、宿泊型の謎解き企画など、たくさんの話題を提供してくださいました。
「第五波の時はさすがに、このダイニングもかなりお客様が少ない状況でした。緊急事態宣言が解除され、ランチの客足は戻ってきていますが、ディナーはもうひとつといった感じです」と金田さん。
そのディナーに「若手調理人チームによるコース」を取り入れるという意欲的な試み!!
「わたしたちは、ひとつのダイニングで、ワンチームでやっておりますので、次世代を担うシェフ候補たちの成長を日々感じることができます。彼らが腕を振るう機会を作っていきたいと考え、今回の企画になりました」とのことです。
チームは8人から成る20代、30代の若手料理人(調理:5人、パティシェ:3人)で構成されているということで、このコースは「Huit Lumiere(8つの光)」と命名されたのだそう。素敵な名前ですね!
どんなコースなの?
料理の内容については、若手シェフたちが説明してくれました。
かなり緊張しながら、ひとつひとつの料理をご紹介してくださいました。
「僕たちも、素材を選んだり、構成を考えたり、1からコースを作らせてもらうのは初めてなので、難しかったです。頭の中でイメージしていたものも、作ってみたら違うものになることがあり、かなり勉強になりました」と本日のメニューのパスタとメインを担当した渡邉さん。
では実際にいただきます♪
アミューズ:「コンソメスープ トリュフ入り」と「グジェール」
こちらは前菜のコンソメスープと、グジェール(自家製のシュー生地に、スモークサーモンの入ったクリームチーズが入って、ライムと胡椒で味付けしてあります)。
「このシュー生地は、サクッとカリッとしたものにしたいと最初提案したんですが、アミューズはコースの顔なので、やさしい舌触りにしました」
渡邉さんの言葉通り、一口サイズのふわっとしたシューに、サーモン入りのなめらかなクリームチーズがたっぷり絞られて、絶妙なコースの入り口♪
スープは濃厚で、トリュフまで入って贅沢な気分が盛り上がります!
アペタイザー:小ヤリイカのコンフィ ガーリック&ローズマリー風味
次は前菜「小ヤリイカのコンフィ ガーリック&ローズマリー風味 トマトソース タブナードとイカ墨添え」
こうして写真を見返すだけで「ごくん」となってしまうくらい美味しかった…♪
タブナードっていうのはオリーブのペーストなのですが、トマトソースとイカ墨だけでもかなりいいバランスなところに、絶妙にアクセントをつけてくるんですよね。やわらかいヤリイカ、サクッとフライされたカリフラワー、どちらもこのソースが合わないはずもなく…
白いワインが進んでしまうのでしたw
パスタ:自家製ジェノベーゼソースのリングイーネピッコレ
続いて、パスタです。
実は、メニューを見る前から、本日のパスタはジェノベーゼなのではないかという気がしていました。
というのも、ジェノベーゼの良さがわかったのって、大人になった時だったりしませんでした?
学生時代、田町のカフェバーでバーテンダーのアルバイトをしていた私。そのお店はかなりパスタが美味しかったのですが、その頃はパルミジャーノやカニミソを使ったパスタの美味しさには開眼しても、まだジェノベーゼの本当の美味しさに気づいていませんでした。
「だって草じゃん」って思ってました(コラ)。
その草が美味しいことに気がついたのは、やっぱりあちこちの国を旅して帰ってきたのち、20代も半ばを過ぎた頃でした。だから、若手の料理人さんがこれぞという時に挑戦するパスタは、やっぱりジェノベーゼなのではないか、と勝手に思っていたのです。
渡邉さんもやっぱり「小林シェフ(Terrace & Tableの料理長ですね)と一緒に仕事をした時に食べたジェノベーゼがあまりに美味しくて、ジェノベーゼの認識が変わった。それを再現したかった」とおっしゃっていました。
フレッシュバジルの豊潤な香りを楽しめる、濃厚なジェノベーゼソースが、細めのリングイーネによく絡み、鰹節みたいにうすーく削られたペコリーノロマーノが味わいに華を添えています。
こちらにはロゼスパークリングがよく合いました♪
メイン:三崎仕入れのお魚のポワレ
メインはお肉とお魚が選べます。私はだいたい迷わずお魚派!!
おお!今日のお魚は金目鯛ですね!ラッキー♪(仕入れによってお魚が変わります)
「三崎仕入れのお魚のポワレ クレソンのクーリ ブールブランソース 桜海老のチップ かぶのコンフィと百合根とともに」とメニューには書いてありました。
桜海老のチップを立ててみました(笑)
桜海老のチップは濃厚なお味で、これをちょっと崩してお魚にかけて食べると食感も面白く、味のアクセントになります。
クーリーって何? (まあ普通にいうとペーストなんですが、クーリーって言うと一気におシャレになるのでお試しくださいw)
ブールブランはその名の通り、白いバターですが、ソースにするときにエシャロットを白ワインで煮詰めてあるので、風味抜群なんです。
デザートは総出演です
もう、ここまででも、十分にホテルメトロポリタン川崎のレベルの高さを知っていただけたかな、と思いますが、最後はデザートです。
デザートでは今までも、さまざまな季節ごとのメニューを生み出してきた川崎のメトロポリタンホテル、ここにはまた別のレイヤーがあります。
紅玉のパブロヴァ
パティシェの岡本さんです。池袋のメトロポリタンホテルからこちらにうつって、まだ1年ほどだといいますが「川崎は、お客さんとの距離が近いと思います」と話してくれました。
こちらのデザートについては「全体にさっぱりと仕上げたいと思いました。メレンゲを使って、リンゴのフルーティさを味わっていただけるものにしたので、なるべく早く召し上がっていただければと思います」と、岡本さん。
写真ではよく見えないと思いますが、中には自家製のアイスクリームがたっぷり入っていて、メレンゲのカップに装われています。
カップ部分のメレンゲを崩しながら少しずつ口に運ぶと、これはまた上品な甘みと酸味が口の中に広がり、りんごの好きな人も、そうでない人も、たまらなく「美味しい!」と叫んでしまいそうな一品に仕上がっています。
感想を聞きにきてくれる
食べている途中で、渡邉さんがコースの感想を聞きに来てくれました。
直接お客さんの声を聞ける機会は、貴重ですね。
あちこちのテーブルで「こんなに美味しいジェノベーゼは初めて食べました」とか「ヤリイカがとっても柔らかくて好きでした」というような声が上がっていて、とても好評のようでした。
若手調理人に活躍の機会を与えて、育てていこうというホテルメトロポリタン川崎の試み、とても素敵だと思いました。若手のみなさんも、きっとやりがいを感じているのではないでしょうか。
これからも腕を磨いて頑張ってください!
こちらのディナーコースは、12月30日まで提供しているそうです。
このシーズンは、家族や大切な人と素敵なディナーを頂きたい機会が増えますよね。そのチョイスとして、ぜひこちらのフレッシュで華やかなディナーコースを加えてくださいね!
Terrace and Table(テラス&テーブル)
住所:神奈川県川崎市幸区大宮町1-5 ホテルメトロポリタン川崎2F
電話番号:044-533-1129
営業時間:6:30~22:00
※今回のコースの提供期間は11月9日〜12月30日まで、17時30分〜22時(3日前までに要予約)
公式HP:https://kawasaki.metropolitan.jp
アクセス:JR「川崎」駅西口より徒歩2分