【川崎大師】風鈴に疫病退散の願いを込めて、夏の風物詩「風鈴市」開催
街を歩くと風鈴の音色が
川崎市の夏の風物詩「風鈴市」が川崎大師表参道店・仲見世通りで開催されています。
川崎大師の風鈴市は毎年7月下旬に5日間行われているお祭りで、「参詣される方々に全国の風鈴の音色を聞かせしたい」という思いを込めて1996年から始まり、今年で第26回目。
昨年は残念ながら新型コロナウイルス感染症の影響で中止となりましたが、今年は店舗巡り形式とし、期間を7月20日から8月22日の1ヶ月間として分散して往来できるようにしたことや、遠方の方や外出に不安な方に向け動画による参拝体験や風鈴市のオンラインショップを開設するなど、密を避けながらゆっくりと風鈴の音色を楽しめるよう、様々な工夫をして開催するに至りました。
風鈴に疫病退散の願いを込めて
川崎大師は「厄除け」大師として有名なお寺です。毎日行われている護摩祈祷は、護摩木と呼ばれる特別な木を祈り、お焚き上げをするもので、読経、鐘や太鼓の音ともに邪気を祓い厄除けをします。今回飾られている風鈴には「疫病退散」の願いを込められており、新型コロナウイルス 感染症の一日も早い収束を願っています。
日本の夏の涼を彩る風鈴市。古くは魔除けの意味合いもあった風鈴。音が聞こえる範囲は聖域とされ、災いから守ってくれるものとして、お寺の四隅や軒先に吊るされていたそうです。人間の五感を使って感じる涼の工夫や演出をお楽しみに、お散歩がてら川崎大師を訪れてみてはいかがでしょうか?
第26回 川崎大師 風鈴市
場所:神奈川県川崎市川崎区大師町4-48
主催:川崎大師観光協会
共催:川崎大師表参道商業協同組合・川崎大師仲見世通会
協賛:大本山川崎大師平間寺・京浜急行電鉄株式会社
*往来の際は感染症・熱中症対策と路上での飲食禁止がお願いされています