【京都市】秀吉に「湯たく山茶くれん寺」と呼ばれた『浄土院』
京都には、面白い逸話があちこちに転がっています。町歩きをしているだけで、新しい逸話に出会い、そのたび顔がにやけます。
ここ、『浄土院』さんもその一つでした。
浄土宗の寺院。もとは近くにある般舟院の隠居所として創建。
寺伝によれば、豊臣秀吉が北野大茶会に向かう途中、当院に立ち寄り、茶を所望したところ、住職は自分の未熟なお茶をお出しするのは失礼で、恥ずかしいことでもあると考え、2杯目からは白湯ばかりを差し出したことから「湯たく山茶くれん寺」と呼ばれるようになった。その時に使用した名水の井戸跡は今も残っている。
本堂には、平安時代後期に造像された、阿弥陀如来坐像(重文)が安置されている。(HPより)
豊臣秀吉は、あの有名な「北野大茶会」に向かう前に、こちらに立ち寄ったのですね。
石碑も残されております。
また、本堂の屋根には、寒山・拾得像の焼き物があり、向かって右側が巻き物を携えた寒山像で、左側にはほうきに乗った拾得像がある。いずれも安土桃山時代の陶工で楽家(千家十職の一つ)初代長次郎の作と伝えられている。(HPより)
湯たく山茶くれん寺と呼ばれる浄土院は,宗印を開基とする浄土宗の尼寺で,もとは般舟院の隠居所だったそうです。
中には入れませんでしたが、「天神さん」で親しまれている「北野天満宮」近くにある浄土院「湯たく山 茶くれん寺」さんの逸話は、ほっこりさせてくれますね。
北野天満宮で行われた北野大茶会について→ よかったらご参照くださいませ。https://creators.yahoo.co.jp/kozushokairica/0100183652
『浄土院』 湯たく山 茶くれん寺
住所:京都市上京区今出川通千本西入南上善寺町179