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【賢くなる】2歳でカタカナ?子どもが興味を持つその理由を考える

にこはな4人の子どもと育つママ/モンテの視点を子育てに

4児のママ、にこはなです。Instagramでは、暮らしの中でできるモンテッソーリ教育ベースの土台をつくるおうち遊びや関わり方を発信しています。

先日、2歳の娘がカタカナのなぞりがき練習をするためのカードを自分で持ってきて、自分の席に座り、何かはじめようとやる気満々でいる様子を目にしました。

え?なんでカタカナ?ひらがなもまだなんだけどな…

正直そんな風に思っていたのですが、ひとまず声をかけず、何をするのか見守ることに。

Instagramのアンケートで、この例をあげて、自分ならどうするかを、ママさんたちに聞いてみたところ、リアルな回答をいくつかあげてみると…

〇やりたいようにやらせてみる。教え込むことはしないけどアって書いてあるねくらいは言うかも。

〇遊びながらさせてみる。

〇運筆してるくらいの感じで見守る。アだねとかっていったら飽きそう。

〇興味を持った時が伸び時と思い一緒にやる。散歩中に看板の文字クイズとか。

という回答がありました。

実際、2歳の我が子の場合にはどうだったかというと、ホワイトボードのマーカーを取り出して、1つ1つのカードに豪快になぞり書きしていったんです。

私は、せっかくなら…と思い、娘がペンで書いているものに対して、これ、アリのアだって。とか、さかさまだよ!とか、少しだけ声をかけてみたんですが、どうやら娘の今の興味はそこではないようで、すぐに声かけをやめ、もう一度娘を観察することに。

すると…娘が今、興味があることがよくわかったんです。それは、字でも読み方でもなく、線の上をなぞる。というその動き。いわゆる運筆です。

さかさまだろうが、カタカナだろうが、娘には関係なく、線の上をなぞる。

その目的のために、一生懸命やっていることがわかり、真剣な顔をして、線の上をはみ出しながらも慎重になぞり、できあがった1枚1枚をうれしそうに床にならべていきました。

自分で書いて並べたカードの線を、その後一生懸命身体を使って消すことも楽しかったようです。応用編では、もっと細い綿棒などを使っても楽しめると思います。

何が言いたいかというと、の時に大事なのは、大人だけの基準で物事をみないこと。もし、まだカタカナは早いよ。と、カードを取り上げてしまったら。

このカードの正しい使い方にこだわって、はみださないように…。とか、この文字は、アでね。と、子どもの反応を見ることなく教え続けてしまったら。

子どものやりたいことを止めてしまうだけでなく、遊びの展開の発想まで、なくしてしまうことになってしまうかもしれません。

そう思うと、なんでこんなことしているんだろう?そんな風に常に疑問をもち、子どもを見守ってみることって、とても大切ですよね。

まとめ

今、子どもは何を本当にしたいのか。どんなことが出来るようになりたいのか。子どもは自分自身で育つ力があり、その、今、何が一番育ちたいのか。その答えは、子どもの中にあります。

そのことを知りながら、大人も関わると、もっともっと子どもの可能性を引き出していけるはずです。

4人の子どもと育つママ/モンテの視点を子育てに

モンテッソーリ教師資格取得中の4児のママ。産婦人科/NICU/小児科で看護師として勤務。ダウン症のある次男を出産後に退職。現在は保育園や障がい者福祉施設、放課後デイなどをまわり支援する看護師として勤務する傍らフォロワー5万人越えのInstagramを中心にSNSで日々の子育ての気づきや関わりを発信

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