【ゴルフ】ブレないスイング軸 インパクトでフェースの向きがスクエアになる下半身の動き
ダウンスイングの下半身の動き
ダウンスイングでの下半身の動きにについてはどのような動きが良いという認識を持っているだろうか。
「腰のリード」「左足への圧のかけ方」「腰のスウェイNG」などいろいろなものが挙げられるが、下半身に関するポイントの多くが腰の左側や左脚など、左サイドの問題に関するものが多い。
そこで今回は右脚に注目し、基準となる下半身の動きについて解説する。
体幹のリード
切れる腰
ダウンスイングでは体幹のリードによって腕が引き下ろされ、クラブ連動して振られる。
体幹の意識で体幹がリードするのか、腕を正しく使うことで結果的に体幹がリードした形になるのか、という問題はさておき、結果として体幹のリードで、上半身よりも先に下半身が左に回転する流れになる。
右脚のねばり
ダウンスイングでは上半身の回転や腕の振りよりも、下半身の回転が先行する。だがこの時、腰のリードにつられて右膝が左に流れたり、目標方向を向くタイミングが早すぎると、上半身、腕、クラブの連動がスムーズに行きにくくなるので注意が必要だ。
下半身の動きは躍動感がありつつも、右脚は程よく静かな動きが基準となる。
切り返しの力強さとバランスの両立
右膝や右脚の動きが激しくてもショットの精度を高くすることは可能だが、それには相当な体幹の強さや、胸椎や股関節の可動域の広さが必要になる。
世界ランキング上位の女子選手は、ダウンスイング以降、右脚の動きがおとなしい選手が多い。韓国人選手や、世界ランキング1位(1月24日現在)のネリー・コルダなどがその例だ。
骨盤の形状や、体の各部位の筋力などが人それぞれ異なるので、ダウンスイングで右膝がどのように動くスイングがベターかは人によって異なる。
しかし、一般的な基礎体力と柔軟性であれば、右膝が激しく動くスイングは避けた方が良いだろう。
<関連記事>
原英莉花のショット精度向上の鍵 ポイントは右膝(GOLFERS SUPPORT)