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「オリンピックが大好きだ」 レブロン・ジェームスが東京五輪参加の可能性を示唆

菊地慶剛スポーツライター/近畿大学・大阪国際大学非常勤講師
東京五輪に参加する可能性を示唆したレブロン・ジェームス選手(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

【米メディアがレブロン・ジェームスを直撃】

 日本バスケファンによってとんでもない朗報がもたらされた。米スポーツ専門サイトの『The Athletic』のジョー・バードン記者がレブロン・ジェームス選手から話を聞きだしたところ、来年開催される東京五輪に米国代表として参加する可能性を示唆したのだ。

 同サイトは有料サイトで購読者しか記事を読むことができないが、記事の内容を簡潔にまとめ直した『the Score』によれば、東京五輪出場について「可能性はある。その時の体調次第だが、オリンピックは大好きだ」と応える応えたようだ。

【東京五輪出場なら通算4度目】

 ジェームス選手は代表活動にも熱心だ。これまで五輪に関しては2004年のアテネ五輪に初参加したのを皮切りに、2008年北京五輪、2012年ロンドン五輪に参加しており、東京五輪に参加するとなれば8年ぶり4度目ということになる。

 つい先日FIBAが開催国枠での日本代表の参加を決定したばかり。ジェームス選手が米国代表の一員として来日するようなことになれば、久々に日本国内がバスケで盛り上がることになりそうだ。

【今年夏開催のFIBAワールドカップは欠場の意向】

 代表活動として今年夏に中国で開催されるFIBAワールドカップが控えているが、同大会には欠場する意向だ。所属するレイカーズから、股関節の故障もあり今シーズンの残り全試合を欠場することが発表されたばかりだということもあり、この夏は治療に専念することになりそうだ。

 元々ジェームス選手はワールドカップに関してはあまり興味がなさそうで、日本で開催された2006年大会を最後に一度も参加していない。この大会も日本代表は予選を勝ち上がり2006年大会以来の出場を決めており、しかも予選グループで米国代表と同じ組に入ったことで注目を集めていた。残念ながら日本代表とジェームス選手のいない米鉱代表と対戦することになる。

 果たしてジェームス選手が14年ぶりに日本のコートに立つ姿を見ることができるのだろうか。

スポーツライター/近畿大学・大阪国際大学非常勤講師

1993年から米国を拠点にライター活動を開始。95年の野茂投手のドジャース入りで本格的なスポーツ取材を始め、20年以上に渡り米国の4大プロスポーツをはじめ様々な競技のスポーツ取材を経験する。また取材を通じて多くの一流アスリートと交流しながらスポーツが持つ魅力、可能性を認識し、社会におけるスポーツが果たすべき役割を研究テーマにする。2017年から日本に拠点を移し取材活動を続ける傍ら、非常勤講師として近畿大学で教壇に立ち大学アスリートを対象にスポーツについて論じる。在米中は取材や個人旅行で全50州に足を運び、各地事情にも精通している。

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