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<告知>歴史に貢献・ストレス発散も出来るボランティアに参加しよう【那覇市】

ユミ地域情報発信ライター(那覇市)

2019年10月31日、火災によって首里城正殿とその周辺の建物が焼失してしまいました。

首里城正殿は2026年の再建を目指し、工事が進んでいます。

「見せる復興」として、再建工事の様子も一般公開しているのですが、再建工事に関わる様々な作業ボランティアが募集されているのをご存じでしょうか?

「赤瓦の漆喰はがし」「シャモット製作」に続いて今回は「ニービの粉製作ボランティア」の募集です。

「ニービの粉製作ボランティア」とは

首里城正殿の柱を支えていた「礎石(細粒砂岩)」を、柱や壁面等の朱色の「うるし塗りの原料に用いるニービ(細粒砂岩)の粉」を製作するボランティアです。礎石の破片を道具を使って手作業で粉末状に砕く作業です。

ニービの粉製作ボランティアスタッフの方にお話を伺いました。

小学校5年生からボランティアに参加いただけます。
小学校5年生程度の腕力があれば、どなたでも作業が可能です。
当日の受付でも作業可能で、15分くらいの作業時間となります。
ニービの粉は新しい首里城正殿の漆塗装の下地素材になります!多くの皆様のご参加をお待ちしております。

作業場所は首里城公園の無料区域、下之御庭(しちゃのうなー)の首里森御嶽(すいむいうたき)周辺です。

ニービの粉製作ボランティアの受付
ニービの粉製作ボランティアの受付

テントの中に受付がありますので、作業したい旨を伝えてください。

ニービの粉製作作業の様子
ニービの粉製作作業の様子

順番に作業テントに案内され作業内容を説明して貰ってから、作業開始となります。

ニービとは、細かい粒からなる砂層を指す沖縄の方言で、ニービからとれるニービ土はこれまでの正殿等のうるし塗りの原料として用いられてきました。また、ニービが凝固した固い部分がニービヌフニ(ニービの骨。細粒砂岩)として正殿の礎石等に用いられています。

礎石の破片を砕きます
礎石の破片を砕きます

今回の正殿の復元においては、ボランティアで製作したニービの粉を、ニービ土に混ぜ合わせてうるし塗りの下地の原料として使用します。歴史に貢献&世界遺産の復興に関われるのです。

スタッフの方が丁寧に教えてくださるので、初めての方でも簡単に作業できます。鉄パイプで石を砕く作業なので、ストレスも発散できますよ。

ボランティア概要

【実施日】令和5年1月13日(金)~3月10日(金) 5月14日(日)←延長になりました。
【時 間】9:00~16:00(15:30最終受付)
【場 所】首里城公園内 下之御庭(しちゃのうなー)・首里森御嶽(すいむいうたき)周辺(無料区域エリア)
【受 付】当日受付および事前予約(電話予約可)
【対 象】小学5年生以上の方
【参加費】無料
ご参加いただいた方には終了後「ボランティア参加証」を差し上げます。
詳細は首里城公園の公式サイトをご覧ください。

那覇市民はもとより県の内外、国の内外を問わず、どなたでも参加できます。

首里城正殿再建に携わってみませんか?

地域情報発信ライター(那覇市)

東京都出身、那覇に移住して14年目です。沖縄の暖かい気候とおいしい食べ物や作り手との距離の近さに魅せられたので、もうどこにも行かないわ~と思ってます。那覇市の魅力をお届けします。

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