藤沢市のみなさまこんばんは。厳しい暑さに食欲がわかず「疲れが抜けない」と感じることも多い筆者ころんころです（とは言えよく食べています...）。

そんな時でもスルッとエネルギーチャージができる「麺」。今夜はリーズナブルでとびっきり美味しい麺をご紹介します。

こちらは、「JAさがみ」が運営する農産物直売所『わいわい市 藤沢店』（藤沢市亀井野）で見つけた「よもぎうどん（生うどん 約2人前／300g351円）」。

筆者の知る「うどん通」を「うどん屋よりも旨い」と唸らせた麺で（筆者も同感）、コシがあってモチモチなのはもちろんのこと、よもぎの爽やかですっきりとした香りが夏場に最高。温かい「かけうどん」にしても食感が損なわれることはなく、ていねいな仕事ぶりも伝わってくる逸品です。

筆者は“これだけを買いに”『わいわい市 藤沢店』へ足を運ぶことがあるほど。同店店長の松井さんも「本来は春限定でご提供する予定でしたが、あまりにも人気のため継続販売しています」と話すくらい、食べた人を惹きつけて離さない美味しさを秘めています。

ちなみに、茹でる前の麺がこちら。

結構しっかりとした太さがありますよね。そしてふたを開ける前の状態がこちら。

「あ！見たことある！」と思い出された方も多いのではないでしょうか。この麺、一体誰がどんな場所で製造しているのか気になりますよね。調べてまいりました！

「よもぎうどん」を製造しているのは、就労支援・生活介護・ヘルパー派遣など、幅広い障害福祉サービスを提供している「社会福祉法人 光友会」が運営する「ライフ湘南（藤沢市遠藤）」。

主に知的ハンデキャップのある方に就労を主とした福祉サービスを提供している事業所で、軽作業・製パン作業・豆腐製造作業・製麺作業などを請け負っています。

同施設所長の井地さんは「当事業所は最大60名が利用できる大型施設です。住み慣れた地域の中で働くことを学び、働くことの喜びを感じてもらえるよう、利用者さんの意思を尊重しながら、ひとりひとりに合った自立の支援に努めています」と話します。

冒頭でご紹介した「よもぎうどん」のほか、施設内の製麺所では「細麺」「太麺」「極細麺」「平打ち麺」などの「生うどん」も製造。

本場讃岐の製法を取り入れ、ひと晩寝かせたコシの強い麺を作っています。

「生うどん」のほか、地元のお祭りやイベント、学食などで販売する「焼うどん」も作っていますよ。

ちなみに限定数のレア商品とはなりますが、使いきりサイズの「本格めんつゆ」も製造。その際に出る「出汁がら（かつおぶし・にぼし・昆布など）」から「ふりかけ」も作ることで、フードロスゼロを可能にしています。

※「ふりかけ」「本格めんつゆ」ともに『わいわい市 藤沢店』で販売しています（品切れの際はご容赦ください）。

ご紹介した「よもぎうどん」の秘密。

この記事を通して、「よもぎうどん」がとても美味しいこと、買えるのは『わいわい市 藤沢店』、作り手は「ライフ湘南」の利用者さんという3点が、多くの人に伝わると嬉しいです。