調布市内を歩いていると、つい新店オープン情報に目がいくようになりました。先日、調布駅近くの調布銀座を通りかかったら、木島平村アンテナショップ「新鮮屋」の向かい側、以前小鳥屋さんがあったところに2021年12月24日に「Pinto（ピント）」というお店がオープンしているのを見つけました。

お店の入り口には「タイ＆韓国 Select Store」の文字が書かれています。「タイの本場のお弁当あります」の文字に惹かれて、お店に入ってみました。

本場の味のお弁当は、国領にある人気タイ料理レストラン「バーンサイアム」のもので、カオマンガイ、ガパオ、グリーンカレーがそれぞれ550円（税込価格）でした。

ピントの店主の一人はタイ・バンコクの出身で、バーンサイアムの店主とは姉妹なのだそうです。もう一人は韓国の出身だそうで、タイ出身と韓国出身のお二人でお店を開くことにしたのだそう。ちなみに「ピント」はタイ語でお弁当という意味だと教えてもらいました。

店内にはイートインスペースもあるので、お弁当を買って食べていくことも可能です。

私は家に持ち帰って食べたのですが、カオマンガイもグリーンカレーもとてもおいしかったです。カオマンガイの鶏肉はもも肉でやわらかく、ジャスミンライスはショウガの味がよく効いていました。

気に入って、連続で通ってしまいました。グリーンカレーは、ナス、パプリカ、たけのこ、鶏むね肉が入った、具沢山で辛さ強めのカレーでした。こちらもおいしかったです。

お店にはタイ食材と韓国食材が半々くらいの割合で置かれていました。

タイカレーやタイの調味料、ココナッツミルク、ココナッツウォーター、タイティー、カップヌードルなど、タイのものがいろいろ。パッタイの調味料（下の画像左側）も便利そうです。

タマリンドのジュースなど、なかなか珍しいものもありました！

冷蔵庫のなかには、タイ料理に使うこぶみかんの葉やレモングラスなどのハーブもありました。こういうのがあればトムヤムクンも作れますね。私は混ぜハーブご飯「カオヤム」が大好きなので、カオヤム作りに挑戦してみようかなと思いました。冷蔵庫には数種類のキムチも置かれていました。

このお店の店主は、元々はドリアンを販売していたそうで、ドリアンも販売していました！ 大・小2サイズ展開です。冷凍ではなく、低温殺菌されてパックされています。タイ産、モントーン種のドリアンです。

12月29日に訪れた際にはドリアンが入荷し、試食体験をやっていました。マレーシアやタイでドリアンを食べてから、すっかりドリアンにはまった私。喜んで試食させてもらいました。

食べてみると、臭みはまったくなく、食感はねっとり、もっちり。濃厚な甘いチーズのような旨味がありました。

ドリアンは熟するほど発酵してにおいが強くなると言われていますが、よく冷やされているからか、においがきつくなる前にパックされているからか（おそらく両方？）、海外の屋台などで生で売られているドリアンのような強烈なにおいは全くありませんでした。

ドリアンというと臭いというイメージしかない人もいるかもしれないですが、東南アジアなどでは「果物の王様」と呼ばれ、とても人気の高いフルーツ。フレッシュで濃厚なドリアンは、クセになるおいしさで、個人的にはとても好きです！

海外に行かないとなかなか食べられないおいしいドリアンを、地元調布で食べられるのはうれしいですね。ここのドリアンは、今までのドリアンの既成概念を変えるかもしれません。ぜひお試しください。

※年内は12月29日までの営業で、年明けは1月5日から営業だそうです。