【久留米市】学業の神様 菅原道真公を祀る「青木天満宮」。1300年創建の青木之荘総鎮守の氏神様。
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今回ご紹介するのは、福岡県久留米市城島町に鎮座する『青木天満宮』。
「社方関基」によると、老松宮の「社領弐拾五町、天正年中まであった」と伝えられています。
建立につきましては一の宮の南方、田園に囲まれた老松茂る場所に正安二年(1300)年当村の領主、堀右京進が天満宮を勧請したのがはじまりとされています。
一ノ鳥居
一ノ鳥居出前から右へ曲がると駐車場がありますので、車での参拝の際は矢印方向へと進んでください。
ちなみに、春の時期には参道に植樹された桜がとても綺麗で境内を彩ります。
その先の参道を進むと神橋の右出前には「うめきとうろう」が。
こちらは天明五年に奉納された石灯篭で、飢饉・疫病等の大きな不幸が訪れる時、うめくといわれています。平成三年大型台風来襲の折りにもうめき声をあげたそうですよ。
神橋の左側には橋の上にかかる「縁の橋(えにしのはし)」があります。
こちらは寛政二年に奉納された石橋の縁を残したもの。南から北へ渡ると縁結びが。北から南へ渡ると縁切りが成就するといわれている。縁切りの例(禁煙・禁酒)
また、心字池の中央には窪みがある亀石があり、その窪みに運玉(1ヶ10円)を投げ入れると運気が上がるとか?
その先には白壁に朱赤の柱が映える楼門があります。
楼門を抜けると龍の彫刻が立派な青木天満宮の拝殿が見えてきます。
神職の方にお願いをして、特別に拝殿に上がらせていただきました。
拝殿の先には本殿があり、神聖な空気が流れる神々しい空間でした。
御祭神
主祭神 菅原道真公(菅原大神・天満大自在天神)
相殿神 住吉大神(底筒男神・中筒男神・表筒男神)
八幡大神(神功皇后・息長帯比売命)
正安二年(1300年)に創建されたといわれている青木天満宮ですが、古くは老松宮とも呼ばれ社格郷社で青木之荘総鎮守。
学問文化の神様として崇敬が篤い御祭神 菅原道真公を祀る神社です。
またその歴史には、1785年に日本各地で飢餓と疫病が襲った天明の大飢饉。
その難を逃れようと神職及び地域の代表者が神社に寵り祈願を行った際…
「鬼門に向かい弓を鳴らし矢を放て」との御神託でその不思議なお告げに従うと、この地は飢饉・疫病の難から逃れたという。
現在も青木天満宮では、200年前さながらの状態で〝火清鳴弦祈祷″が斎行されています。
御朱印
こちらは通常の御朱印になります。よく見ると鯛が施されていました。
以前いただいた御朱印とは少し変わっていましたが、それにしても書体が達筆で、今まで頒布していただいた御朱印のベスト5に入るのではと思うほどです。
また、限定の特別御朱印などを頒布されており、新年(2025年)1月1日~1月3日には新春特別御朱印が頒布されます。(御朱印社頭頒布時間は9時~16時まで)
末社
「萬壽稲荷社」
健康長寿・商売繁明
「若宮神社」
祭神 応神天皇(誉田別王)
「太郎麿社」
祭神 太郎麿尊(耳の神様)
「高良神社」
祭神 高良玉垂命(武内宿彌神)
【神社情報】
青木天満宮
住所:福岡県久留米市城島町上青木953 天満神社
御朱印社頭頒布時間:9:00~16:00
御朱印:あり
駐車場:あり