【御殿場市】気になる白い塔の正体は仏舎利塔!世界平和を願い開設された異国情緒のある『平和公園』
十里木を下り、東富士演習場の開けた国道469号沿いを走ると、山の中腹に外国風の白い塔が小さく見えます。
「あの白い塔って何か調べてよ」という友人の要望に応えて、『気になる白い塔』を目的地に進みます。
国道469号を川島田で左折し国道246号に入ります。1kmほど進み、ぐみ沢を右折して約3.5kmほどの右手に大きな白い門があります。門には『富士仏舎利塔』『日本妙法寺』と書かれていて、その奥には『平和公園』と記された看板があります。(ナビでは平和公園と記されていました)ここが『気になる白い塔』がある場所です。
あまりに綺麗に整備されているので、足を踏み入れてもいい場所かと迷いましたが、駐車場には『無料でどなたでも…』と書かれていたので、散策させてもらうことにしました。
地図には『富士仏舎利塔境内御案内』とありました。まずは御殿場富士見十二景に選ばれているという『絶景富士見台』に遊歩道から登ってみました。
展望台からの景観は正しく絶景!木の枝が入ってしまいましたが、よく見ると桜の枝です。調べてみると4月にはソメイヨシノなど約1000本ほどの桜が見られるお花見スポットとしても有名だそうです。
遊歩道を上がり切ると、平和の鐘があり、その先には目当ての『気になる白い塔』が…その名の通りこの塔は仏舎利(お釈迦様の分骨)を納めた塔で、1962年に建設されたのだそう。
仏舎利塔の前には世界の狛犬が並んでいて、異国に迷い込んだ錯覚に陥ります。
塔の足元まで近寄ると、お線香を立てる場所がありましたので、ここで手を合わせてから用意されているスリッパに履き替えて仏舎利塔の大理石で作られた階段を上がります。
塔には『誕生佛』『説法佛』『合掌佛』『涅槃佛』の4体のお釈迦様の像がありました。
仏舎利塔から下ると、黄金の観音像があります。観音像の横には『なでかんのん』と書かれた観音様がいて、自分の悪いところを撫でると良いとされていました。
遊歩道を下ると、その下は富士道場と記された『日本妙法寺』がありました。
広くて立派な公園。
御殿場市出身のスーパー三徳の創業者堀内定良氏が約1億円の私財を投じて世界平和を願い開設した公園だそうです。
壮大な世界平和祈願ですね。私もその気持ちにあやかり、雪化粧の富士と御殿場市街を一望しながら、時を経ても変わらない白亜の塔の前で、世界平和を願い、合掌しました。
平和公園:御殿場市東田中3422
開園時間:9:00~17:00