【誰でもできる】インテリアで失敗しないコツは3つだけ
みなさんはインテリア選びで失敗したという経験はありますか?
私は普段インテリアアドバイザーとして活動していますが、ご相談をいただくお客様の部屋を見させていただくと「やっちゃってるな・・・」と思ってしまうような部屋がたくさんあります。
そういった『失敗している部屋』の共通点は、実は3つだけです。
逆にその3つのポイントを押さえれば、インテリアで失敗することはありません。
今回は、そんなインテリアで失敗しないための3つのポイントをご紹介します。
YouTubeでも同内容の動画を投稿していますので、ぜひそちらもご覧ください。
Point1 家具の占有面積は40%以下に
1つ目のポイントは、家具の占有面積は「床面積に対して40%以下にする」ということです。
あなたの部屋の家具はどれくらいの床面積を占めていますか?
床面積に対して家具の面積が多すぎると、圧迫感が出て窮屈に感じてしまうことはもちろん、家具同士の距離感がなくなり、部屋全体の立体感もなくなってしまいます。
欧米などでは家具の占有面積は33%以下にするというのが鉄則ですが、日本では33%以下にするのが難しいことが多いですし、そこまでモノを減らすとミニマリストの部屋のようになってしまいます。
そのため、リビングなどは40%以下、寝室やワンルームなどのベッドがある部屋の場合は45~50%以内にするようにしましょう。
Point 2 イメージスケールに当てはめる
2つ目のポイントは、イメージスケールに当てはめて家具を組み合わせるということです。
みなさんはインテリアのイメージスケールというのはご存じでしょうか?
イメージスケールとは、インテリアを
WARM(暖かい) or COOL(冷たい) LIGHT(軽い) or HEAVY(重い)
という2つの軸をもとに、下の図のように合計4つの部屋に割り当てて考えるものです。
例えば下の写真の、ニトリのアルナスというソファはどこに当てはまると思いますか?
正解は、暖かみを感じることができるウッドのフレームと、ライトグレー、ライトブラウンの明るい印象の色と細いアームや脚から『WARM&LIGHT』の位置にきます。
このように、あまり深く考えずにパッと見た時の印象で決めてしまって大丈夫です。
他にも、ニトリとIKEAのソファ、テーブルを当てはめてみましょう。
そして、このイメージスケールを使用して組み合わせるコツは、対角にくるインテリアは組み合わせないということです。
実際に『WARM&LIGHT』の位置にくるソファと『COOL&HEAVY』の位置にくるテーブルの組み合わせ、『COOL&LIGHT』×『WARM&HEAVY』の組み合わせを見てみましょう。
アンマッチなのが一目瞭然ですね。
次に、上下の組み合わせ『WARM&LIGHT』×『WARM&HEAVY』と『COOL&LIGHT』×『COOL&HEAVY』の組み合わせを見てみましょう。
こちらは組み合わせとして自然で、マッチしていますね。
このように、インテリアをイメージスケールに当てはめて、上下や左右の位置で組み合わせることで(もちろん同じ位置の組み合わせもGOODです!)インテリアがチグハグになることはありません。
Point 3 配色の割合は6:3:1にする
最後のポイントは、インテリアの配色の割合です。
インテリアコーディネートの配色には『ベースカラー』『アソートカラー』『アクセントカラー』という3種類があります。
ベースカラーは、天井・床・壁など、家具というよりはその部屋自体の色で、主張が強くなく飽きがこない色にしましょう。
アソートカラーは、家具・カーテン・ラグなどの面積が大きいインテリアで、部屋のイメージを決める重要な色になります。
アクセントカラーは、クッションや小物などで、部屋を引き締める効果があります。
この『ベースカラー』『アソートカラー』『アクセントカラー』を下の画像のように、6:3:1の割合にするのがバランスが良いです。
この配色の割合が良くないと、主張が強すぎて落ち着きがなくなってしまったり、逆にボヤッとした印象の部屋になってしまったりします。
以上の
①家具の占有面積を40%以下にする
②イメージスケールに当てはめて家具を組み合わせる
③配色の割合は6:3:1にする
という3つのポイントを意識すれば、インテリアコーディネートで失敗することはありません。ぜひ実践してみてください!
YouTubeではインテリアに関するさまざまな動画を上げていますので、興味がある方はぜひそちらもチェックしてみてください!