【2024年】プロが選ぶおすすめ羽毛布団6選
暖かさと軽さを兼ね備え、冬に大活躍の羽毛布団。睡眠の質が注目されている近年、必ず持っておきたい寝具の1つですよね。
しかし、いざ羽毛布団を購入時に価格や暖かさの違いがわからず、どれを買えばいいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ニトリ・無印良品・西川・タンスのゲンなどの人気メーカーの中から、おすすめの羽毛布団6選をご紹介します。
各商品の違いや羽毛布団選び方も詳しく解説していますので、羽毛布団選びに困っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
羽毛布団の魅力とは?
羽毛布団の主な魅力は、「保温性」「軽さ」「通気性」の3つです。
羽毛布団には使用されるのは、寒暖差の激しい環境で育った水鳥から採れるダウンで、水鳥のダウンは、気温が下がるとフワッと広がる性質があり、たくさんの空気を取り込めます。
このような水鳥のダウンの特徴によって、軽さと暖かさの両立することができるのです。
また、羽毛は調湿性や通気性にも優れているため、蒸れの心配もなく気持ちよく眠れるのも魅力の1つです。
引用:インテリアマガジン
羽毛布団は一度買えば長持ち
羽毛布団の寿命は一般的に10〜20年程度です。
安いものでも1万円以上する羽毛布団ですが、長期的に見ればウールやポリエステルの掛け布団よりもコスパが良いといえるでしょう。
- さらに下記の3つを守ることで、羽毛布団をより長持ちさせることができます。
- 月に2〜3回日陰干しをする(直射日光はNG)
- 掛け布団カバーを使用する
- 収納する時は圧縮袋は使わない
また、中身がヘタってきた際には「打ち直し」と呼ばれる布団のリフォームも可能です。
打ち直しによって、羽毛の詰め替えや充足、洗浄などを行うことで、羽毛布団を新品同様にできます。
羽毛布団の選び方
羽毛布団を選ぶ際には以下の6つのポイントを比較しましょう。
- 充填量
- 羽毛の種類
- ダウン率
- ダウンパワー
- 縫製方法
- 側生地
羽毛の充填量による違い
羽毛布団は、充填量(吹き込まれている羽毛の量)によってタイプが変わります。
充填量が多い方が暖かさが増すため、寒い時期に適します。
近年特に人気なのは、肌掛けと本掛けが合わさった『2枚合わせタイプ』。
肌掛けと本掛けがボタンでくっついて重なっている羽毛布団で、季節ごとに着脱することで一年中利用できます。
羽毛の種類
ダウンには、アヒルの羽毛である『ダックダウン』、ガチョウの羽毛である『グースダウン』、そしてグースダウンの中でも長期間飼育された親鳥の羽毛の『マザーグースダウン』の3種類があります。
ダック < グース < マザーグースの順にダウン(ダウンボール)は大きくなり、ダウン(ダウンボール)の大きさの違いは羽毛布団の品質に影響します。
ダックダウンは比較的低価格で購入できますが、一つ一つの羽毛が小さく、グースよりも暖かさで劣ります。
十分な暖かを出すためには羽毛の量を増やさないといけないため、重さも出ます。
一方のグースダウンは羽毛一つ一つが大きいため、保温性・軽量性に優れますが、その分価格も高くなります。
羽毛の産地
一般的に、寒い地域や寒暖差の激しい地域で採られた羽毛の方が高品質となります。
これは、より厳しい寒さに耐えるために良質な羽毛が育まれるからです。
特に北緯50度前後に位置する羽毛の産地は『ダウンベルト』と呼ばれ、高品質な羽毛の産地として扱われています。
ダウンベルトにかかっている地域の一例
- ポーランド
- ハンガリー
- 中国
- アメリカ
- カナダ
ポーランドとハンガリーは国家プロジェクトとして羽毛の品質改良を進めてきた歴史と水鳥を飼育するのに適した自然環境に恵まれているため、特に高品質な羽毛が採れる地域とされています。
ダウン率
羽毛布団にはダウンとフェザーの比率を表す『ダウン率』と呼ばれるものがあります。
ダウンが51%以上使用されているものが『羽毛布団』、ダウンが50%以下のものは『羽根布団』として扱われます。
ダウンの割合は高ければ高いほど、保温性や調湿性に優れ、その分価格も高くなります。
目安としてダウン率90%のものを選ぶのがおすすめです。
ダウンパワー
ダウンパワー(cm3/g)は、ダウンがどれだけ膨らむ力が持っているかを示した数値です。
ダウンパワーが高い羽毛布団はより、多くの空気を取り込むことができるため、保温性・軽量性・弾力性が高くなります。
羽毛布団として十分な暖かさやふっくら感を感じたい人はダウンパワー350以上のものを選ぶのがおすすめです。
縫製方法の違い
羽毛布団には、主に3種類のキルト(縫製方法)があります。
- 平キルト・・・表生地と裏生地を直接縫い付ける縫製→価格重視
- 立体キルト・・・表生地と裏生地の間にマチを入れる縫製→コスパと機能のバランス重視
- 2層キルト・・・表生地と裏生地の間にもう1枚の生地を挟み込み、表裏で縫い目が互い違いになるように縫製→暖かさ重視
基本的には機能や価格のバランスから、立体キルトがおすすめです。
側生地の違い
最近では低価格で耐久性が高いポリエステル生地のものが主流ですが、羽毛布団の側生地は綿100%のものがおすすめです。
綿は吸湿性に優れ、ムレなく快適な睡眠を演出してくれます。
特に毛布などと一緒に使う人は、布団内の湿度が高くなりがちなので綿100%のものを選びましょう。
【プロが選ぶ】おすすめ羽毛布団ランキングベスト6
羽毛布団の正しい選び方に基づいて、おすすめの羽毛布団ランキングベスト6を紹介します。
コスパ最強のグースダウン 【タンスのゲン/ホワイトグースダウン93%】¥24,999~
タンスのゲンの「ホワイトグースダウン93%」は圧倒的にコスパが高いグースの本掛け羽毛布団。
グースダウンでダウン率93%の本掛け羽毛布団の相場と比較すると約半額の価格設定となっています。
価格は圧倒的に低いですが品質が低い訳ではなく、Amazonのレビューも4.3と高評価です。
また、オプションとして羽毛の充填量を増量が可能で、使用環境に合わせて暖かさを調整できます。
3万円程度の予算で羽毛布団を探している人はぜひ購入を検討してみてください。
低価格の本掛け羽毛布団 【ニトリ/ムーンシャンテンN】¥13,900~
ニトリのムーンシャンテンNは、13,900円から購入できる圧倒的にコスパの高い羽毛布団。
充填量1.0kgの本掛け羽毛布団でこの価格はかなりコスパが高いです。
価格が安い羽毛布団は、羽毛の質が低かったり、洗浄が十分にされていないことでニオイが気になる場合がありますが、抗菌防臭加工がされているため、ニオイ対策もバッチリ。
ダウン率やダウンパワーがやや低いため、真冬の時期は毛布などと組み合わせて使用するのがおすすめです。
これ1枚で通年OKな2枚合わせ羽毛布団 【ニトリ/NT2】¥17,900~
ニトリの「洗濯可 2枚合わせ羽毛掛け布団 ダックダウン80%+50%」は、人気の2枚合わせタイプの羽毛布団。
夏は肌掛け布団、春秋は合い掛け布団、そして冬は2枚を合わせて使用できるため、1年を通してこれひとつで済ませることが可能です。
制菌加工・抗菌防臭加工・消臭加工がされているほか、洗濯機で洗濯もできるため、羽毛布団本体を清潔に保ちやすいものメリットです。
暖かさ抜群の二層グースダウン 【無印良品/防ダニ 羽毛掛ふとん・二層式】¥39,900~
無印良品の「防ダニ 羽毛掛ふとん・二層式」は、無印良品の掛け布団の中でも人気が高い商品。
使用されているグースのダウンは、ダックよりもダウンボールが大きいため保温性・調湿性に優れています。
また、グースダウンはニオイが少ないのも大きなメリットです。
二層キルトで縫製されているため、保温性はさらに上がります。
グースダウンの二層キルト本掛け羽毛布団を3万円台で購入できるのは珍しいため、暖かさは譲れないけど価格は抑えたいという人にはピッタリの商品です。
細部まで高品質な一流羽毛布団 【西川/羽毛布団日本製ドイツ産グース90%】¥51,800~
良質な羽毛布団を求めるなら、西川の羽毛布団がおすすめ。
「羽毛布団日本製ドイツ産グース90%」は、良質で大きいダウンボールを持つドイツ産のホワイトグースを使用しています。
また、30マスの立体キルトは身体へ細かくフィットしてくれるため、暖かい空気を逃さずに保温してくれます。
洗浄度の高さや綿100%の側生地など、細部まで高品質にこだわって作成されているため、一生モノの羽毛布団を探している人におすすめの羽毛布団です。
ニトリ本気の羽毛布団 【ニトリ/ULG-5】¥59,900~
「ULG-5」は、ニトリの羽毛布団の中で最高品質の商品。
価格もニトリの羽毛布団の中ではもっとも高額ですが、良質なポーランド産のマザーグースの本掛け羽毛布団としては相場よりもお手頃な価格です。
ダウン率93%で2層キルトのマザーグース本掛け羽毛布団は、使う環境によっては暖かすぎる場合もあるため、ご自身が求める暖かさのレベルを確認してから購入しましょう。
ニトリの「ULG-5」は、10万円以下でとにかく暖かい羽毛布団を求める人におすすめです。
羽毛布団選びは丁寧に、慎重に。
寒暖差の激しい日本では寝具選びはとても難しいです。
特に羽毛布団は高額商品のため、失敗をしないように自分に合ったモノを選ぶ必要があります。
この記事の内容を参考に、自分にとってベストな羽毛布団を購入してください。