【広島市】閑静な住宅街にあるミナガルテンの行列ができる5´sマルシェに行ってきました
朝から人が絶えることなく訪れるという人気スポット、佐伯区皆賀にある複合型コミュニティ施設ミナガルテンはご存知でしょうか?
今日は、毎月3回、5のつく日に開催されているミナガルテンの5’sマルシェ(サンクスマルシェ)をご紹介します。
地名である皆賀(みなが)と、ドイツ語で庭を意味する「garten」をかけあわせた「minagarten(ミナガルテン)」は、カフェやショップの機能を複数持った複合施設です。
また、もう少し広域では五日市という地名であることから、毎月5の付く日(5日、15日、25日)にミニマルシェを開催しています。5はフランス語でサンク(cinq)と発音することから5’sでサンクスと読むそうです。
日本語の「皆」、ドイツ語の「garten」、フランス語の「cinq」と聞いただけでも、言葉の豊かさが心や発想の豊かさにつながっている気がします。
“(サンクスマルシェの)合言葉は、
「私たちの世界は、美しく、楽しく、美味しい」
こんな時代だからこそ、気持ちひとつ、心がけひとつで、私たちは豊かに暮らすことができる。
そう信じる仲間たちが集まって、日常の中のささやかな楽しみを共有する。
小さな「ありがとう」を束ねて、誰かに、あなたに手渡したい。
そんな思いで5’s マルシェは始まりました”
(ご許可をいただいてHPより引用させていただいています)
「こんな時代だからこそ、気持ちひとつ、心がけひとつで、私たちは豊かに暮らすことができる」その一文に心惹かれ、出かけてきました。
ミナガルテンは、3000平方メートルもあったという元園芸事業跡地を活用した、まちづくりプロジェクトです。その多くが分譲住宅として販売されましたが、広告が一般的な分譲住宅のチラシとは違って、「シェアキッチン」「シェアガーデン」などの文字が並んでいたので印象に残っていました。住宅エリアの向かいにあるコミュニティエリアは元園芸倉庫をリノベーションした建物らしく、商業施設の概念を覆すような佇まいです。
ベーカリー「companion plants(コンパニオンプランツ/共栄作物)」
東京の人気店「365日」から独立したシェフによる広島初出店のパン屋さんです。8時から9時45分まで提供されるモーニングプレートは、施設内のイートインスペースで食べることができます。また、焼き立てのパンは9時から提供されます。
私は、駐車場の空きを待っていたために、ぎりぎり9時45分に注文することができました。
特に賑わうマルシェの日にモーニングプレートを食べたいときは、公共の交通機関などを利用すると安心かもしれません。
窓際の砂利が敷いてあるスペースはペット可のスペース。ワンコ連れの方が入れ替わり訪れていました。
写真は、お隣安芸郡海田町にある畳屋「和ごころ工房」さんの看板犬です。日ごろのお仕事の慰労を兼ねて(?)訪れていました。
春とは名ばかりの寒さですが、大きな窓から差し込む陽光は温かくて、ペットと過ごす特別な時間になりそうです。今は葉を落としているシンボルツリーですが、これからの若葉や秋の紅葉など、四季折々の姿を見ることも楽しみですね。
日替わり珈琲スタンド「watering duty」
「水やり当番」を意味する「watering duty」は、7人のバリスタが日替わりでコーヒーやスイーツ、カレーなどを提供しています。
この日のバリスタは「blanket time」さん。店舗は持たず、マルシェやイベントなどで珈琲とカレーのお店を出店される方でした。出店時は毎日メニューに工夫をして、いろんなカレーを出されています。
店内に漂うコーヒーの香りに誘われて、ドリップコーヒー、カフェラテと2杯もいただいてしまいました。まろやかで美味しいコーヒーでした。次は200種類以上もレシピがあるというスパイスカレーも食べてみたいです。
mina books(ミナ ブックス)
イートインスペースの奥には本屋さんがあります。
本棚の一区画ごとに棚オーナーを募集し、みんなで共同運営するという新しいカタチの本屋さんです。「本と自由(広島市西区)」「READAN DEAT(広島市中区)」「nice nonsense books(広島市西区)」の3店舗も参加され、それぞれの分館として本を販売されています。
この日は、コンパニオンプランツの長い行列に並んでいた時から、入れ替わり立ち替わり親子連れが訪れていて、時折聞こえてくる子どもたちの歓声が楽しそうでした。
絵本屋「みつばち文庫」さんが、むかしばなしと方言絵本の展示や、カルタ遊びをされていました。
子どもたちにはお馴染みの絵本「わにわに」と「ぐりとぐら」のカルタを使ってのカルタ遊びは、小さなスペースで行われていたので、初めて訪れるお子さんにも抵抗なく楽しめているようでした。
この楽しい経験が、ひらがなやカルタに興味を持ったり、お気に入りの絵本に出会えるきっかけになったりすると素敵です。
「みつばち文庫」さんは、地元五日市東小学校で長年絵本の読み聞かせをされているメンバーが立ち上げました。まだまだ駆け出しライターである私は、「写真を撮らせていただいても…」と、恐る恐る声をかけたのですが、とっても気さくな方ばかりで話がはずみ、方言コーナーのシールまで貼らせていただきました。
「みつばち文庫」さんは、こうした本に関するイベントも開催されているそうです。次は、本のイベントのときにゆっくり訪れたいと思いました。
大型書店は、たくさん並ぶ本の中から、誰にも邪魔されず静かに自分のお目当ての本を探すことができるので大好きですが、ミナブックスは、本を通して人と人とがつながれる場所。こんなコミュニケーションのとれる本屋さんも素敵だなと思いました。中学生の頃、学校帰りによく立ち寄っていた貸本屋のおばちゃんを思い出すような、どこか懐かしい空間でした。
みつばち文庫スタッフの次の在店日は3月24日(日)の10時から16時までの予定です。
パーソナルサロン[ELAN VITAL(エランヴィタール)]による能登半島震災チャリティイベント
2階のサロンでは、サロンメンバーによる能登半島震災チャリティイベントが開催されていました。
普段は、完全予約制のプライベートサロンですが、当日はAll500円で開放されていて、たくさんの人が訪れていました。あまりにも人が多いので写真は撮れなかったのですが、売り上げは全て能登半島震災の被災者の方へ寄付されました。
10時から16時までの6時間に施術を受けた人は102名!募金箱や腹巻の売り上げを含め、義援金は81,400円も集まったそうです。
他にも、5’sマルシェには毎回様々な出展者さんが参加しています。
2月25日(日)の出展者さん
1階
着心地のいいワンマイルウェア「Moon Vacation」
あま~いかまど焼き芋「tetote」
秋冬の間は毎週日曜日に出店しているそうですが、さつまいもの季節が終わるので4月初旬で今季の営業を終えられるそうです。
2階 シェアキッチン&ウッドデッキ
タロットカードリーディング「マーサ」
2階のシェアキッチンでは8時30分から10時まで、予約制の「朝さんぽと朝ごはんの会」が催されたそうです。大人気のイベントで次回の予約もすでにいっぱいでした。いつか参加したいものです!
朝ごはんが終わったら、次の出展者さんにバトンタッチ。
キッシュ&季節のスープ「パーラーモノクロ」
ケーキやプリン焼き菓子「菓果」
湯来から届く平飼い卵&新鮮お野菜「砂谷コッコ村」
毎回、マルシェに参加されているそうで、この日もたくさんの常連さんが買いに来られていました。目玉はホシノブラックというニワトリの卵。
このニワトリに有機野菜を食べさせたいと始めた野菜作りでしたが、思いのほか上手に野菜が作れるようになったので野菜の販売も始められたそうです。
旅する雑貨店「Hütte」
3階 屋根裏の猫
素敵な古着屋さん「Pennet.」
いろんな形を楽しめるアクセサリーたち「triangle walk」
雑貨とアンティーク「海猫」
次回の5’sマルシェは3月25日(月)開催です。どんなお店が出店されるのかは、公式インスタグラムやコミュニティアプリ「station」を確認してお出かけください。
また、日曜日やマルシェの日は朝から混雑することもあるので、3か所ある駐車場や周辺コインパーキング事情も要チェックです。すぐ近くに停留所があるのでバスの利用もおすすめです(55系統「皆賀上」で下車)。
【詳細情報】 所在地:広島県広島市佐伯区皆賀3-8-11
8:00~15:00モーニング&ランチ
9:00~17:00ベーカリー&日替わりコーヒー
火曜日は飲食定休
公式ホームページ
アクセス・駐車場情報
5’sマルシェなどイベント情報は公式インスタグラムが便利です。
公式インスタグラム
ミナガルテンのイベント情報等が一目でわかるスマホ用アプリ
station
Google PlayやApp Storeからダウンロードできます。詳細は公式ホームページでご確認ください。