【京都祇園に7月オープン】100年の歴史を持つ老舗料亭をリノベしたホテルレストランで日本料理ランチ
京都府京都市中京区、八坂神社南門の通り沿いにあった100年の歴史を持つ料亭の数寄屋造りの建物を約2年もかけて再生させたスモールラグジュアリーのホテル「SOWAKA(そわか)」が2018年11月に開業。
併設のレストランは今年2024年7月1日に「祇園 ろか」としてオープンしました。大津磨きと呼ばれる最上の漆塗りの見事な壁とカウンター、反対側には緑を愛でながら楽しめるテーブル席があります。ライトアップされるという夜の雰囲気も気になります。
お昼の会席コース~花恵み~
メニューは、昼・夜の会席コースやアラカルトメニュー、四季折々の素材を活かした一汁三菜御膳のランチもいただけます。今回は「お昼の会席コース~花恵み~」を賞味したのでご紹介します。
お昼の会席コース~花恵み~
・季節の前菜5種
・造り
・焼き物
・揚げ物
・お食事
・水菓子
・食後のお飲み物
おひとりさま7,300円(税サ込)
メニューは仕入れや、苦手食材・アレルギーにも応じてアレンジされることがあり、この日いただいた内容は以下の通りです。
・だし
マグロ節と5年熟成の北海道産利尻昆布でとった温かい”だし”を最初に味わいます。
・季節の前菜5種
特注の組子のトレイに並べられたものは5種の季節の前菜。
「湯葉茶碗蒸し」は空也蒸し仕立てで、上にはカンボジアのアンコールペッパー(生胡椒)を添えて。
「鯵の小袖寿司」は、いつもはカマスで作るところこの日は鯵(アジ)にて。
おかきの衣で揚げた秋鮭。その衣を雅に「香煎(こうせん)」と名付けたのがステキ。柴漬けやエシャロットを用いた自家製のタルタルソースにて味わいます。
・造り
タイ、本マグロ、紋甲イカ。ワサビ、トリュフのペースト、金山寺味噌、紅蓼(べにたで)ミョウガと、薬味もステキに陳列。トリュフはイカに合うそう。包丁入れが美しい。
・焼き物
焼物は「甘鯛の鱗焼き」。鱗がバリバリとお見事!上には大徳寺納豆。そして2色の万願寺ソース。緑には塩糀と山椒、赤にはしょうゆを合わせて、彩の美しさとともに味わいも気に入りました。
器にはカニ身とそうめん南瓜のジュレ酢の物。
※大徳寺納豆…大豆と糀と塩で作る発酵食品で納豆の味はせず赤味噌に近い味。
・揚げ物
衣が軽い!天ぷらは、鯛、海老、茄子、しいたけ、インゲン。レモンと淡路の藻塩のほか天つゆも。海老が大きくて中がプルプルでした。茄子はとろり。
・お食事
御食事は八代目儀兵の3種のお米を自家ブレンドにて窯焚きの炊き込みご飯「牛じゃこと茸の釜焚き」。
お米の粒がたっていて水分をまといジューシーでおいしい!お味噌汁と香の物付き。京都なので、香の物に当然のごとく柴漬けが並びます。残ったごはんはおにぎりにしていただき持ち帰れます。
・水菓子SOWAKA
デザートは栗の渋皮煮をのせた紅茶のブリュレとわらび餅。
・食後のお飲み物
食後の飲み物は、ハーニー&サンズの代表的な紅茶のひとつである”PARIS”をいただきました。紅茶とウーロン茶をブレンドしたアールグレイに、バニラとキャラメルの甘い香りを加え、さらにカシスをアドオンしたとあって優雅な味わいにうっとり。
おわりに
いかがでしたか?リッツカールトン東京ご出身の総料理長による研ぎ澄まされたセンスを感じるお料理が楽しめて大満足。気になる方はぜひどうぞ!超おすすめです。
祗園ろか
京都府京都市東山区上弁天町446
075-541-5324
ランチ 12:00~15:00(L.O.料理13:30)
ディナー 17:00~22:00(L.O.料理19:30)
不定休
祇園ろかの公式ページ(外部リンク)
取材協力:祗園ろか、そわか
※本記事制作にあたってはガイドラインに基づき公平中立に制作しています。
※ホテルSOWAKAについてはまた別記事にてご紹介します。
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